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漫画みたいな毎日。「冬が始まる前に。」
冬が来る前に、雪が降る前に、バーベキュー、やろうよ!焚き火やろうよ!と、子どもたちからの提案がありました。
季節が巡るなかで、その季節をめいっぱい感じる。
子どもたちのそんな姿が見たくて、
大人はやや面倒に思いつつも、重い腰を上げます。
ロケットストーブの「火だるまくん(商品名)」出動。
長男と二男で火起こししてくれます。
子どもたちは、「火起こし」とか「焚き火」が好きです。
火を見ると落ち着くとか、何かをくべ続けて火を絶やさないようにとかいうことは、遺伝子レベルで人間に組み込まれていたりするのだろうか、と嬉々として焚き火に向き合う子どもたちを見ていると思います。
母は、火で美味しいものが焼けるのが、一番嬉しいです。これも、きっと遺伝子レベルで組み込まれているに違いない。
「寒い!寒いよぉ~!」と言いながら、上着を重ね着し、ズボンも重ね履きし、温かいものを、ハフハフ食べる。
言い出しっぺがの長男が、「寒~っ。」と言って、室内に避難。
ストーブで温まった部屋の窓際に座って、悠々と焼けた物を頬張っている。
「なんで中に?」
「だって、寒いじゃん!」
・・・それ、なんか、おかしい気がしますが。
言い出したものの、寒いと実感した様子の長男。窓際で、弟妹がロケットストーブに木をくべる様子をみながら、ニコニコしている。思春期真っ只中なので、こういう様子は珍しい。
二男は、どんなものがよく燃えるかを確かめるように、ストーブにくべるのに忙しい。
末娘は、ストーブで暖をとりつつ、煙たいのがつらくて、煙の流れを観察し、避けながら食べるのに忙しいです。
もう、秋も終わり。もうすぐ雪が降る。
「雪が降ったら、かまくら作って、中で鍋パーティーしようよ!」と長男。
かまくらの中も、寒いと思うよ・・・。
季節が移り変わる風土で、子どもたちが産まれ育つことになって、良かったなと思います。
物事は移り変わる、ということを理屈でなく、身体で感じることができるから。終わりを告げる季節を感じ、次に訪れる季節に思いを馳せる。
いつまでも同じことは、ひとつもない。
すべては、変化していくのだ。
そんなことを、移り変わる季節は感じさせてくれる。
巡る季節は、言葉を超えたところで、子どもたちを育ててくれると思うのです。
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