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*entan
2024年5月17日 23:05
かたちのないことば。それは、声にだし耳できく音のことば。目で見る文字の言葉とはまた違いその言葉を使う人の個性が音によってあらゆる方向に広がる。文字だけだと、手がかりは前後の文脈。会って話すと、前後の文脈だけでなくイントネーション、表情、身振り手振り。ヒントがたくさんある。聞き手側の想像力も試される。会話はお互いが協力して体験を分かち合う共同作業なのかもしれない。
2024年5月16日 22:10
枝先につけた小さく平らな葉の集まりがそよ風に揺られ青々しい黄緑から黄そして赤へと変わっていく。刹那的に生きる。その言葉を聞くたび目の前に紅葉が浮かぶ。たまに会うその人は幾度ともなく変化する。どの時も美しくこの瞬間を逃すまいと神経を一点に集中させる。次はいつ会えるのか。私も同じようにすこしは美しく変化しているのだろうか。≪落ち葉になる前に≫
2024年5月13日 12:45
歌を歌うように話す貴方。その言葉はもうすでに用意されていて口に出す時、その言葉は過去なのかもしれない。ずっと同じ時間を共有できていない同じ地点を過ごせないんだと気付かされる。ただ、言葉を一つ残らず聞き逃しはしないと心に決め、口元を真剣に見つめる。どんな表情だったのかとふと気になって視線を上げると目があってしまった。じっと見つめる貴方の瞳に見惚れて頬が赤くなる自分に気づ
2024年5月13日 08:30
紙の上で、言葉を何度も反芻する。左手でページをめくれば過去の文章に何度もアクセスできる。記憶された考えを時間を行き来して感じとる。分からないことは本で調べればいい。文字だけの世界はとても平和だった。また、新たな作家に出会った。言葉の奥には広大な空間が広がっていた。どうしてこんな世界を想像できるのかページを読み進めるたびに感動した。はじめて、作り手に興味を持った。
2024年5月12日 15:00
君と話をすると、体がじわーっと暖かくなる。考えるよりも先に言葉が口から溢れて息継ぎも忘れて言葉を紡ぎ出す。思ってもみなかった興奮した自分がそこにいる。「実は前から興味があったんだ。少し始めて見たら思っていたより難しくてね。ただ、始める前の悩みとはまた別の悩みで楽しいよ。次は違う方法で挑戦してみようと思うんだ。」ああ、打ち明けてしまった。密かに始めていたことなのに。