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ついにレンズ構成が決まった話

こんにちは。
今回の記事では、2022年度版カメラのレンズ構成の話をしていきたいと思います。

2022年、今年は本当にいろんなレンズを試してきました。その中で絶対的に譲れない4本まで厳選したのでその4本を作例と共に発表していこうと思います。ボディはいつもおなじみa7IVとa7SIIIです。

1.【広角】Sigma 16-28mm F2.8 DG DN Contemporary

広角レンズでは、Sigma 16-28mm F2.8がノミネート。
買った当初は「なんて気難しいレンズなんだ」と思っていましたが、北海道、そして和歌山で使ってみて描写力が高いくせに非常に使いやすいレンズということがわかりました。
では、作例をどうぞ。

こちらは、北海道小樽市の硝子商店街でストリートスナップを撮影したときです。ISO5000まで上げて、F7.1で撮影しています。Sigma 16-28mmを使っていて、このくらいの光の環境であれば、a7ivで問題なく撮影できます。
また、全く光がない環境下でもa7SIIIと使うと、F2.8にしなくても余裕で動画撮影もできます。
天の川も撮りましたが、うっすらと写っており、特に問題ないかなという程度です。

こちらは、小樽市にあるステンドグラス美術館。
先ほどの環境よりもっと暗く、スマホではノイズが載るレベルですが、いかがでしょうか。ただ明るいだけでなく、キレッキレの描写をしています。
この描写力で10万円前後となると、もう他の広角ズームには手を出せません。ちなみに、このレンズはインナーズームなので、その点でも高評価です。

こちらの写真は、かの有名な美瑛青い池です。
この写真もSigma 16-28mm とa7ivで撮っています。かなり素晴らしい写りをしていると思います。
また、このレンズ、400g台なのでレンズにつけっぱなしで運用できるのも高評価です。強いていうなら、望遠側が35mmまであってほしかった。
Sigma 24mm F1.4 DG DNも持っていましたが、星撮影以外、全く出番ありませんでした。それくらい、素晴らしいレンズです。

2.【標準】Zeiss Batis 40mm F2 CF

以前の記事でも話している通り、やっぱBatis 40mmが1番描写力は高く、思い通りの表現ができます。魅力は他の記事で話しまくっているので、今回はここ最近撮った作例を載せていきます。

洞爺湖に行く途中で撮影した1枚。
洞爺湖温泉街での1枚。

3.【標準・中望遠】Sigma 65mm F2 DG DN

そして、3本目はあの中望遠単焦点Sigma 65mm F2がノミネート。
このレンズも使い込んでみると、痒いところに手が届くスーパーレンズです。そして、このレンズは、写真よりも動画向きです。

朝の洞爺湖

まず、こちらの作例を。
これは、朝の洞爺湖を撮影しました。raw現像していますが、jpegでもかなりくっきり写っています。空の滑らかなグラデーションもさすがです。
ちなみにこの写真は、THE LAKE OF TOYAのサムネイル画像に使っています。

旭川で撮影

こちらは、15時過ぎに旭川の上川神社で撮影しました。
上川神社というのは、そう。2021年度のCinematic Vlog「October Hokkaido」の撮影地でもあります。

このサムネイル画像がまさに、上川神社のふくろうです。
イチョウの写真は、動画撮影で手持ち撮影をしたときに、まるで黄色の絨毯のような構図を思いついて撮影しました。
Sigma 65mm F2 DG DNは最短撮影距離が55cmと接写できませんが、前ボケが欲しかったので、敢えてこのレンズを選びました。ピント面がかなりシビアになるので、MFで絞り込みをしました。

上川神社で撮影。

これも、上川神社です。
以前、気になったので、似た焦点距離のsony sonnar-T 55mm F1.8 Zと比較したことがあります。その時に、感じたのは、色味では若干SEL55F18Zの方が良いけど解像度やボケでは圧倒的にSigma 65mm F2の方が勝っていることです。さらに、jpegでこの色味が表現されるうえに、Cinematicな撮影にももってこいなので、このレンズもノミネートされました。

4.【望遠】SONY FE 70-200mm F4 G

では、最後にこの望遠レンズを。SEL70200Gは、レビューを見るとかなり評価が分かれ、どちらかというと低評価が高いかなというレンズです。
私も使うまでは、SEL70200GM2の方が絶対に良いと思っていました。しかし、このSEL70200G、とんでもなくバケモノレンズで気に入りました。
それでは、作例をご覧ください。

富良野で撮影

この写真は、富良野にあるジェットコースターの路付近で撮影しました。
被写体はレンタカーの屋根です(笑)
時間が16時半ごろだったので、日没間際で直感でこの構図を思いつきました。滑らかなボケと階調豊かな表現。これは、SEL70200Gにしかできない表現です。

上富良野町で撮影

a7ivとともに風景写真を撮っている最中、トラクターが畑を走っていたので、トラクター、田園風景、山を合わせた三分割構図が面白そうと閃き、撮った1枚です。今思えば、もう少し引いてもよかったかなぁ。
SEL70200GM2のようにクリアに写り過ぎないところも好感が持てます。見たまんまに表現できるところが素敵です。無理をし過ぎていない感が風景写真には大切だと思います。

洞爺湖で撮影

洞爺湖温泉に宿泊した際、花火があるとのことで、こちらは、a7SIIIとともに撮影しました。手持ちで、シャッター速度を1/8まで下げています。
周囲はほぼ光がない空間ですが、F4でもしっかりと解像度、描写力の衰えを感じさせず撮れています。細かな煙も撮れています。

SEL70200Gは、レンズ内手振れ補正もかなり優秀なので、手持ちでも余裕で撮影できます。

小樽で撮影

こちらは、POV street photography in小樽での1枚。
SEL70200Gはインナーズームで筒が伸びないうえに、重さも800g台なのでまだ首から下げて撮影できます。白レンズと言えども、GMのようにバカでかくないので、正直そこまで目立ちません。

美瑛で撮影
美瑛青い池

最後の2枚は、美瑛での作例です。
下の写真だけ、NDフィルターとtokyo grapherのopf-480sを組み合わせて撮っています。

SEL70200Gは、見たままの表現も得意ですが、加えて自分なりの芸術性を持ち込むことができるレンズだと強く感じます。
最短撮影距離は1mと遠いですし、初代a7と同時発売もあってかなり古い設計ではありますが、使い手によって使い方によって自分なりの表現を極めれるレンズだと思います。
今までいろんなカメラやレンズを使っていきました。F2.8もいいところはたくさんあります。しかし、それを上回って、F4など少し制約がある方がより芸術性の高い写真を生み出せるような気がします。そのため、SEL70200Gを望遠レンズとして、常用レンズに取り入れました。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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