トルコの高原で遊んだ2泊3日とドネーションツーリズムと言う新しい世界①
鉄は熱いうちに打て、的に
状況がまだまだ熱く新鮮なうちに、言葉にしてしまおう。
頭を整理するために、長い文章になるので、
今回はnoteに書き出すのがよかろうと思フ⭐️
なんかおじゃぴぃの飛び回ってるみたいだけど、今度は何を始めたの?
って言うお問い合わせに一旦答えてみたいな、と。
始まりは、ご近所ジャポンの智恵子さんからのご相談でした。
彼女が所属するコミュニティの一つにmaaaruと言う組織があって
ドネーションツアーと言うものが催行されている、と。
ついては、その「ドネーションツアー」と言うものがトルコ🇹🇷で実施可能なものなのか、ツーリズムのプロの陽子さんの意見を聞きたい、と言うお話でした。
彼女のお話を伺うと同時に、いただいた資料やサイトなども覗かせて貰って
私なりに理解したことは
寄付文化、と言うものがあって、それは例えば欧米やミュスリマンの世界では日常的なものですが
日本でも日本に合った形で、そう言う行為を
誰もモヤモヤしない形で実施している組織なのだな、と言うことでした。
遡ると、昨年のトルコ・シリア大震災。
未曾有の強度で広範囲が被災した100年に一回と言われるレベルの天災でした。
何万人、もしかしたらその何倍もの人が亡くなったり行方不明になったりしました。(政府発表を鵜呑みに出来ないワタクシ)
生活、人生が一変してしまった人が大勢いるのは、地震大国日本の人なら容易に想像がつくと思います。
元々親日国として有名なトルコでの大震災に、日本の皆様からも多くの支援が集まりました。
現地に長く住む日本人と言うことで、どういった支援の形がトルコの被災者に、本当に困っている人にちゃんと届けることが出来るのだろか、と言う沢山のご相談を受けました。
私自身も、そう言う意味では、支援の形を模索する一人でありました。
結果、あまりにも大規模な災害だったので、大海へ一滴の雫を遠く運ぶよりも、大きな支援の組織的な動きをサポートする形が最大公約数的に多くの人を救える道になる、と言う判断から
基本は、信頼できる大きな組織に寄付などをしたり、現地の行政に物品の寄付をしたり、と言う形になりました。
個人的に寄付を届けたい、と言うご相談もたくさん沢山受けたのですが
現地まで行って、信頼する誰かとネットワークを構築して、寄付したお金が被災者の誰とかさんとかまでちゃんと届いたか、精査して、追跡して、報告する、と言う作業は、出来たら、それは喜ばれるかと思うものの
現実的には無理な話でした。
私にも私の生活があり、何もかも放り出して私自身の生活が破綻してしまっては、これからも長く続く、復興などの支援には携われなくなってしまうからです。
それよりは、年2回のお祭りたんびに、ちゃんと支援を届けられる人として
自分の生活も経済も回していく方が大事なことだと思ったのです。
でも、気持ちは分かるんです。
大金では無いかもしれないけれども、
それでも、支援の気持ちを込めて送ったお金が、
ちゃんとどこかに埋もれずに紛れずに(盗まれずに)誰かの役に立っているのだろうか、と気になる気持ち。
名も無い一支援者で良い、と言う気持ちと、
それでも雑には扱われたく無い、と言うナイーヴな気持ち。
仲介で入った私自身ですら、モヤモヤする気持ち
力及ばず、最後まで追跡してフィードバックを届けきれなかった罪悪感。
そんな気持ちになるんだったらいっそ支援なんてことに関わらない方がずっと良い、と投げやりな気持ちになるなら
それこそ本末転倒。
静かに、気持ちよく、継続的に支援し続けることこそが大事なはず。
そんな経験のあとに
智恵子さんから紹介されたmaaaruと言う組織。
ドネーションツアーと言う形。
まだ、実施して結果を出して、完全に体得したわけではないので
現時点で、私が理解してる範囲の話であることが前提なんですが
「寄付」をして、その行為を通じて、現地と「繋がって」現地の子供達の未来へ関わる。そして、プロジェクトが完遂した後に現地を訪れて、交流する。
寄付を受けた現地の子供達も「嬉しい」
寄付をした支援者も自分のお金の行方がはっきりと形になる様が見れるので「嬉しい」
子供達は単純にはるばる遠くから『外国人』が自分達に関心を寄せてくれているだけで興奮するし嬉しいし、優しい支援者との出会いは非日常の大イベントになる。またその経験は子供達へ世界へ向けての目を開くきっかけにもなる。
支援者は、また、その国を訪問することが「旅」としての楽しみも味わえるだけでなく、普通のツアーでは訪問出来ない街で、普通のツアーでは経験出来ない交流が生まれて、旅のスタイルとしても唯一無二の体験が出来る。
現地でそれを実施するために、maaaruとして
きちんとした組織を作って、ネットワークを構築して
仕事としてプロジェクトを遂行できる信頼出来るスタッフを確保する。
その「信頼出来る現地スタッフ」になってくれないか、と言うお話だと理解しています。
現地で旅行代理店を営むワタシならば、結果、ドネーションツアーの催行を担うことで営業活動の一環、として「仕事」として責任を持ってきちんと時間を割いて任務を請け負うことが可能です。
そんな関係であれば
寄付した方々も、
現地で寄付を受ける子供達も、
現地でオペレーションを担当するワタシも
三方一両得のシステムなんじゃないか、と腹落ちして
頭上にランプがピカ!っと点灯しました。