Photo by
nukumizu_yutaka
ザ・ホエール 映画感想 二回目は観たくない
チャーリーは恋人を亡くし、肥満で引きこもっているオンライン講師
恋人の妹リズが看護師の為、チャーリーの様子を見に来てくれている
チャーリーは自分に死期が近いことを悟り、離婚した時に別れた娘エリーの幸せを願うべく家へ来てほしいと頼む
現れたエリーはチャーリーに対して憎しみの言葉をぶつけてくるばかりだった
チャーリー役のブレンダン・フレイザーの演技は圧巻
２００キロオーバーの家で動くことすらままならない体形を自然なほどに演じている
写真で見た特殊メイクに最近の技術はすごいなと感心した
とにかく母親にすら邪悪と言われるエリーからの憎しみの言動がずっと続くのが観ていられない
でも原因はチャーリーにある
それはわかっているから、仕方ないかもなとも思う
もう高校生にもなってぶつけるなと言う人もいるだろうけれど、
エリ―がおかしくなったのはチャーリーの所為とも言える
情緒不安定になったのは自身にあるとわかっている為に、チャーリーは受け入れている
父と娘の決着がどうなるのか、苦しくなりながら観ている
そしてチャーリーは激しくリズも傷つけている
金無いって言ってたよね
リズにしたら大いなる裏切り
これまで献身的に面倒を見て病院へ行ってと頼んだのに、お金ないと言われたら仕方ないねと肩を落としていた
なのにあったんかいと知らされたら、もう知らんとなっても仕方ない
見捨てなかったリズは友人思いだった それは本物の気持ちだった
チャーリーは死ぬ前になんとか娘の幸せをと考えていたけど、
贖罪に近いものだと思って観ていた
リズの方が献身的
和解に感動しつつ、恋人が生きてたらこうはならなかったかも、と考えると怖い