邦画　さがす　良作だからもっと知ってもらいたい

邦画で検索するとサジェスト　邦画　つまらない　というのが出て悲しい

邦画でも面白い作品はある

しかし面白い作品はミニシアター系で興行的に知られないのが多い

さがすも映画ファンには知られていると思うが、知名度としたら希望しているものよりも低い
もっと知られて欲しい

ストーリーはお金のない父と娘の家庭　父親が指名手配犯を見付けた、通報したら報奨金が貰えるという話をした直後に姿が消える
娘の楓は日雇いのバイト先へと向かうが父親と同姓同名の男がいて別人だった
しかし掲示板に貼られている指名手配の写真は父親の名前を語っている男と同じ顔をしていた

あいつはきっと父の行方を知っている
殺人犯かもしれない男を追う楓　父をさがす物語

この映画は楓の視点、指名手配犯の山内　父親の視点　
時系列も楓のところから以前に戻り、真相が明かされるというやり方

お金のない生活の中、出口の見えない介護
その中で悪魔のような囁きで救いを口をする山内に乗せられた父親が変化していく様が、おかしいとわかっているのに抜け出せないものってこういうことなんだとよく描かれている

出し抜こうとして計画し、結果運よくうまくいったけれどやめられなくなりあのラストへということなのか

娘が父親を探し出した後のエピローグ、この演出は完成されている

邦画はつまらないものだけではない

この作品を観て色々考察してもらいたいですね