ポンコツ一家 にしおかすみこ 読書感想
母 認知症
姉 ダウン症
父 酔っ払い
主人公 芸人
久し振りに実家に帰ると、家が砂場になっていた
母の認知症を疑い病院へ連れていくも、でかい声で糖尿を隠すと宣言する
姉は風呂に入らない
父は母を怒鳴る 酒を飲んで夜も遅い
冷静に見つめると、袋小路の事態じゃないかと思う
母が健康ならまだ良かったのだけれど、認知症で妄想も入ったり同じものを沢山買ったり
それでも母親に対する愛を感じて、それがまた切ない
とてもユーモラスに書かれているので笑ってしまうのだけれど、この立場にいたら笑えない
出口が見えない
笑えないけれど、見え隠れする愛に少し救われる
ユーモラスでいて、でもこれが毎日だと辛いというのもしっかり書かれている
怒鳴ったり、仲直りしたり、脱力したりと生きた日常エッセイ
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