わたしの良い子 寺地はるな 読書感想
椿は妹・鈴菜の息子の朔の面倒を見ている
鈴菜は沖縄で男と暮らしていて、いつか迎えに行く、一緒に朔と暮らしたいと言いながらも戻ってこない
母親でない椿は朔との距離を測りながら暮らしている
椿の立場ならストレスでおかしくなりそうになる
朔の面倒を見ていながらも、鈴菜に「お姉ちゃんは立派だね」と嫌味言われるとかどんな罰ゲーム?
お父さんは椿の幸せがーと言いながらも体調が悪いから孫の面倒はやっぱり見れない
祖母であるお母さんは亡くなっている
椿にも付き合っている人はいて、良い人故に彼を狙っている女性は現れるし、ストレスでおかしくなりそうなまま話が進んでいく
いっそ鈴菜が朔はいらないと言った方が楽になれるのではとさえ考えてしまう
母親ではない、伯母の立場
叱れない、でも教えなければいけない
綺麗ごと、で終わったと思う人もいるかもしれない
しかし家族の絆はしっかりと存在している
読み終わった後はすっとした