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サロメの断頭台 夕木春央 読書感想

ロデウィック氏は日本に旅行へいったついでに、かつて実家にあった置時計を買い戻そうとしていた
その時の買い手は死亡し孫の井口が置時計の行方を捜してくれた
井口は画家だったので作品を見たいというロデウィックの要望に応える
しかしまだ発表していないその絵をどこかで観たと言い出した
誰かが盗作したのか なんの為に?
井口は友人の蓮井と共に犯人探しを始める

未発表の絵を誰かにパクられたかもしれない
その犯人を捜していく内に連続殺人が起きる
時代が大正なので話し方など独特な空気がある
ちょっと序盤は入りにくかった

回答編になってから、そういうことかそういうことかと驚きの連続
ここからが本番だったらしい
犯人に行きついたら加速をつけて面白くなるので、途中でやめるのはとんでもない
しかもタイトルの意味は、と繋がる
トラウマになりそうなシーンがあるけれど、ラストが良いので引きずらずに済んだ


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