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okusya
月夜行路 秋吉理香子 読書感想
涼子は夫の浮気を疑っている
頻繁に呼び出す女性 プレゼントを買ったメッセージを見てしまう
子どもたちは涼子が専業主婦だからと家事をするのは当然と手伝いもしない
ある夜、衝動的に女性がいるだろう銀座のクラブへ乗り込もうとする
しかし別の階のバーの人に呼び止められ、一瞬足を止めてしまう
そのバーのママ・ルナは涼子の現状をずばずばと言い当て、昔の恋人が忘れられないことまで当てる
好きだった人に振られた涼子 踏ん切りをつける為に会いに行こうとするのを、何故かルナも一緒に行動することになる
二人旅、大阪で文学の足跡をたどりながら涼子の昔の恋人を探すロードノベルなお話
それぞれの章で事件に当たり、それをルナが得意の洞察力で解き明かす痛快な展開もあり
ルナママは元男性なのだけれど、性転換した時の辛さ、悩みを隠さずに語り、涼子の話を癒してくれるとても強い人
最後まで読んでルナママの強さ、優しさ、そして人間らしさに感動
すっかりルナママのファンに。
そしてこのお話、大阪で文学で縁の場所を色々と説明があるので、大阪へ旅したくなるのも素敵
ルナママの別の話はまた読みたい