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meel
私たちはどこで間違えてしまったんだろう 美輪和音 読書感想
夜鬼町の秋祭りで配ったお汁粉
その中には農薬が入っていた
犠牲者を出した痛ましい事件
次第に町内で犯人探しが始まりどんどんヒートアップしていく
のどかな田舎での祭でテントで作ったお汁粉
不在の時間があったために誰でも入れられるチャンスがあった
外部の人はいなかったから、町内の人しかあり得ない
憶測が憶測を呼び、あの人が犯人に違いない、いやあの人が怪しいところころ変わっていく
田舎だから噂するんだと思われがちだけれど、都会のマンションのイベントで同じことになったら噂は止められないでしょ
決定的に違うのは都会で疑われたら、さっさと引っ越すだけ
その土地に未練ないから、面倒だと思ったらリセットするのみ
出来ない土地だと密な人間関係が悪い方向に動いたときに監獄のようになってしまう
ただこんな狭い地域で何人もと不倫したら、そりゃ評判悪くなるというか色々言われるとしか思えない
サバサバとした明るい感じと書かれているけれど、寂しかったからとか本気なのとか不倫続きしているのはどういう感覚なんだ
犯人扱いはよくないとはいえ、ピリピリしている時期に疑われるようなことを大声で言うのはさすがにダメだろう
真相はいつも暴かれるとは限らない
疑われるような行動はしないほうがいいと学ぶ
あと憎まれるような不倫は軽んじた相手に何されるか覚悟するべき