推しの殺人
ベイビースターライトは三人グループの地下アイドル
初期メンバーで唯一最後まで残っている23歳のルイ
センターから外されたテルマ
新しくセンターになったがそこまで熱意があるように思えないイズミ
噛み合わない三人の空気
ルイとテルマは社長に連れられて接待をさせられている
身体に触れられるようなやり方に限界を感じてルイはべビスタを引退しようかと考える
しかしある電話から三人は結束することになる
面白かった 夢中で読んだ
序盤はありがちなくすぶった地下アイドルのギスギスした空気
社長は唯一残ったのがべビステなのだけれど、やり方を見ても売れるとは思えない
セクハラのような接待が仕事にも繋がらないし、ストレスもたまる
センターとなったイズミだけはチェキの売上目標をクリアしているために接待は免除されている
テルマがイラつくのもわかる イズミは育ちも容姿もよく必死になってアイドルをやる必要がない
全くバラバラの三人が結束し、徐々にアイドルとして形成されていくストーリー
ラストあたりはがんばれー!とエールを送りたくなってしまう
その位、彼女達の絆は深まり、少しずつアイドルとして成長していく
このあたりはスポ根に近いノリになっていた
三人のアイドルを食いものにしようとする巨悪に立ち向かうノリか
とても面白かった
根性座ってどこでもアイドルをやっていこうとなっている三人にエールを送りたくなる