見出し画像

物語のおわり 湊かなえ 読書感想

絵美はパン屋の娘 昔から物語を考えるのが好きでお話を書いたりしていた
恋人のハムさんと婚約したが小説家になるのが諦められなくて、流行作家のところに行こうとしたところで、駅前にハムさんの姿があった

物語はここで終わり その後は読者に委ねられる

最初の中途半端な物語の紙束を受け取った北海道を旅する人達の手を渡っていく

それぞれ手にした人が、この物語の続きを考えて自分の人生を振り返る

なるほどなあと思いながら読んだら、最後にこの架空の話が今と繋がる


一番後味悪かったわ
架空の物語の終わりは良かったけれど、嫉妬してやったこと、決めつけて祖父に対して言葉を投げつけて(祖父も祖父で話も聞かないであれだが)
なんだこいつ……と思ってしまった

謝罪して、また書こうよで解決出来るとは思えない
まだ途中の物語を想像するってこういうことか
すっきりと終わったよという意見の人もいるだろうけど、あの後はうまくいくのかとモヤモヤした

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?