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夜に星を放つ 窪美澄 読書感想

全体的に別れが入っている短編集
苦しくて悲しくてそれだけでない
もの悲しいけれど、ふっと温かくなる話もある
そうでないのも混じっているが

真夜中のアボガド
双子の片割れを亡くした主人公
もし電車で彼氏と会わなかったらと思うと気になってしかたなかったなんだよあいつ


銀紙色のアンタレス
青春・初恋・田舎の空気が混じっていて好き おばあちゃん長生きして

真珠星スピカ
母親の幽霊が見えるいじめに合っている子の話 泣いた これは反則

湿りの海
もう二度と我が子と会えないのではないかと思うと主人公が不憫でやりきれないな

星の随に
父と母が離婚 父親に引き取られた主人公は再婚相手が出産したことによって締め出しされる 母親も生活の基盤が出来ていないから引き取れない
良い子なのに大人の都合に振り回される主人公を取り巻く環境に腹立った
育児ノイローゼだとしてもドアガードはないだろう

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