おひさまジャム果風堂 高森美由紀 読書感想
遊園地のヒーローショー、の悪役の一人をやっている拓真
ずっと会っていなかった妹の訃報が入る
知らされた先に行くと妹の子供がいた そのことすら拓真は知らされてなかった
晶、8歳
晶に施設か自分と暮らすかと選ばせると、拓真と行くと答えた
晶を引き取って拓真は家に連れて帰る
数年前までは拓真と妹の母親が生存していた ジャム作りを生業としていた
妹もジャム作りは上手かったと聞かされ、拓真は何年かぶりに食事やジャム作りを始める
いたことすら知らなかった妹の子供
引き取っただけ拓真はヒーローだと思う
ゲーム画面にずっと目を向けていて、愛想もない、何を考えているかわからない
躊躇しても仕方ない
子どもがいるからと栄養面を考えて、野菜も取らないとって考えるだけきちんとしている
父親じゃないとか、言葉使いとか晶は可愛げのない子として書かれているせいか、え、拓真ちゃんとやっているよ?と思う
なのでずけずけと優しくしてやってよとか外野に言われると、なんだかなと思う
晶の人生に責任持ってやれるのは拓真だけだし、そうじゃない人が指導面するのはおかしいんじゃないかと。
自分の子ならまだ言われるのはしょうがないにしても、拓真は育てる覚悟している分頑張っているじゃないか
晶と自転車に乗った時に怪我をしてヒーローショーに出られなくなって苛々しながらも、言われた仕事をこなしているの偉いなと思う
拓真と妹の父が亡くなったこと、母親がジャム作りしていることで色々同級生から言われたり、この家族は辛い出来事が多過ぎる
拓真の善行の積み重ねにより、元に戻れそうだが、
作中の台詞にあったようにひそかに応援しているだけじゃだめなんだなと思う
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