
Photo by
shigekumasaku
戦略で読む高校野球 ゴジキ 読書感想
下剋上球児でバントを中心に点を重ねて勝つ野球をした結果、周囲から文句を言われ、正々堂々とやらせてくださいと監督に訴え、結局甲子園へ行けなかったというエピソードがあった
スモールベースボールは観ていてせこいとか、選手に打たせてやれと言われがち
しかしそれも立派な戦略だと思う
本書ではスモールベースボールでもなくビッグベースボールでもなくこれからはトータルベースボールが大事だと書かれている
バントの1点で試合が決まる場合もある
ホームランの1点で試合が決まる場合もある
どちらも出来るように、それを球児の判断で出来るように、考える野球というのはこれからのスタイルとなっていくだろう
甲子園は一人で投げ抜くから、何人かの継投、エース複数体制へと変わっていく
まとめられているデータから読み、かなり前からこういった複数制は取り入れられているのがわかる
2000年代の高校野球の振り返りとしても面白かった
どんなスタイルに変化しても甲子園という場所に引き込まれる