ヨモツイクサ 知念実希人 読書感想
外科医の佐原茜の家族は過去に神隠しにあっていた
家族を諦めていない中、また神隠しの事件が起こる
茜の姉と婚約していた小此木刑事はその神隠しとなった作業員達が行方不明となった事件の捜査の為に禁忌とされている黄泉の森に足を踏み入れる
凶暴な熊の仕業ではないかと考えられていたが、もっと恐ろしいものがこの森にはいた
伝奇、伝承、熊にバイオホラーにバトルと様々な要素がミックスされている作品
面白い、でも怖い
熊の恐ろしさに震えていたら、さらに恐ろしいというかおぞましい存在が出て来て震えてくる
文章から想像しただけで嫌になる もう気持ち悪い
遺伝子の話も出て来て、複雑なお話をよく一本に纏めたと迫力に慄く
さらに後半のバトル展開は熱いとか、もう何読んでいたっけとなりつつ、ラストでやっぱりホラーだったと背筋が凍る
なんとか予算を掛けて3部作くらいで映画とか連続ドラマにならないだろうか
ちょっと観たい気もする
周知されて沢山の人に絶望を味わってもらいたい