夏のち春

はじまりは終わらない

夏のち春

はじまりは終わらない

最近の記事

9.あの夏

僕はあの夏の終わりに当時好きだった 女の子に振られた。 前を向こうと自分を肯定しようと決めた あの夏の終わり。 またいつか、いつか、あの夏の続きに行きたい また会えたらいいなって思ってた。 もうそれはないことだと分かっていても。 そんな悲しい結末で終わった恋でしたが、 最近その夏の続きが始まった。 続きというより新しい夏のはじまり。 分かり合えなかった2人が急に分かり合えたり 信頼できたり、されたり、想ったり、想われたり 人間なんて気まぐれなんです。 気まぐれだけど、

    • 8.僕の中の僕

      僕という人間の中には複数の自分がいて、 複数の自分によって態度も考えもやりたいことも 全部違っている。 素直になりたい自分 思ったことをなんでも言う自分 感情が全部顔に出る自分 静かな自分 誰にも感情を見透かされたくない自分 強がりな自分 クールな自分 こんな風に僕にはたくさんの自分がいる。 基本的には素直になりたい自分と思ったことをなんでも言う、感情が全部顔に出る自分が多い 僕は好きな人ができると、自分の幸せや楽しみを全部好きな人に放り投げてしまう。 あの子がいるか

      • 7.真友

        僕は友達が少ない。 でも僕にはしんゆうがいる。 親友も心友もいる。 僕は友達をかなり選ぶ。 僕は真友にしか自分の話をしない。 僕は高校の友達が、中学までの友達を除いたら、 ほとんど友達がいなかった。 教室の1番後ろの席でずっと寝てたし 就職が決まってからは保健室通ってた。 そんな高校生活でも無理をして友達を作ろうと しなかった。友達のふりをするのは嫌だった。 そんなことしなくても僕は楽しかった。 真友と思える友達が数人いたから。 数人真友がいればおれはいいんだって そう

        • 6.それでも

          「あの、おれ君が好きです」 そう言って僕は涙を流した。 恋愛だけに限らず何事も最後って思うと なんだか寂しくなる、悲しくなる。 できることなら、最後だなんてこなければいい。 僕は好きな人と会う前いつも思っている事がある これで最後、これできっと最後、次はない そう思っている。 だから遊んでる最中は簡単に「次は」 なんて言わない。 そして別れる時また会いたい、そう伝える。 そう言うといつも笑顔で「またね!」って 言ってくれた。 僕は当たり前を1番幸せに感じる 旅行よりも

          5.素直

          僕は昔から今でもよく「素直だね」って言われる。 小学生とかの通知表にも先生のコメント欄に とっても素直で明るくて〜みたいなことがいつも書いてあった。 でも自分が素直だなんて思ったこともないし いつも素直って褒められてる?って思ってた 素直って自分の気持ちに反しないことだとしたら みんな基本的には言いたいこと言ってる気がする からみんな素直じゃんって思ってる。 何が素直なのかも分からないけど 素直は嘘をつかないってみんな思ってそうだけど もちろん「好き」って素直な気持ちも

          4.2023

          2023年ももう終わります。 みんなは今年どんな1年でしたか? 失ったり結ばれたり傷つけたり傷つけられたり 終わってしまったこともあれば、 新しく始まったこともあるかと思います。 僕にとって2023年度は今までの人生で 1番成長できたそう思います。 復縁したいなって思ってた子に実は彼氏がいたとか、好きな人に振られたとか、仕事もすごくしんどかったです。 どんどん自分が落ちていくのが自分でもわかってしまいました。 好きな人にも振られて落胆したけどそのおかげで 強く、前向

          3.大人

          僕は今年の秋で21歳になった。 高卒で就職して一人暮らしを始めて もう3年が経とうとしている。 仕事が辛い時も失恋した時も自分に失望した時も色んな辛いことがあったけど、少しは大人になった気がする。 でも一体「大人」ってなんなんだろう。 大人になることが大人になることなんだろうか。 僕にとっての「大人」とは リスクを考えるようになること 余計なことを考えるようになること だと思う。 まだ子供と呼ばれていた小学生や中学生の 時と比べて先のことを考えるようになった。 でも

          2.知りたい

          好きな人に振られてから2ヶ月が経った。 この2ヶ月はすごく長く感じて まるで5時間目の社会科みたいな2ヶ月だった。 この2ヶ月で僕は大きく変わったと思う。 1人でいる時間が苦じゃなくなった。 むしろ1人の時間が欲しくなるくらいに。 買って満足していたポエム本も読み始めた。 部屋の家具の配置を変えたりもしたり、 毎日日記も書くようになったし、 ギターもはじめた。 色んなことをしているうちに物事をネガティブにしか考えられなかった僕は、 ネガティブなこともポジティブに変換できる

          2.知りたい

          1.いつか

          僕はどんな失敗もいつかは笑い話にできると思っています。 失恋を10年も引きずっている人を見たことがないし 忘れられなくても、忘れようと前を向こうとしますし、 恋人を作る努力はすると思います。 恋愛だけに限らず 例えば野球でもあと1アウトで勝利の場面で 大きなエラーをしてしまって逆転負けをしたとしても 何年後かは分かりませんが、 当時の仲間と飲みに行ったりなんかして 「あそこでエラーしてなかったら勝ってたやん」 なんて当時は言えるはずもありませんが 時間がたってそんな失敗も

          1.いつか