ディズニープリンセスに教わる人生観~『プリンセスと魔法のキス』~
みなさん、こんにちは!
sumiです。
引き続きディズニープリンセス作品を
「女性らしさ」「男性らしさ」の視点からで見てみます👀
この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて考えるきっかけになったら嬉しいです🙌
今回の作品は、ディズニー「最後」にして「最高傑作」と言われています!!😳
(CGの台頭で、手書きの良さを残した、という意味で「最後」)
作品を見て、自己理解プログラムがよぎる…
作中で問われる「望むもの」と「必要なもの」がそれぞれ
「大事」と「実現手段」にリンクしている!
それでは!スタート👈
はじめに
分析キャラ(予定)
今後、ディズニー公式サイトのプリンセスを見ていきます!!
第10回目は…「プリンセスと魔法のキス」🐸
🐸初!働き三昧なプリンセス
🐸キーワードは「愛」
🐸【望むもの】ではなく【(心が)本当に必要なもの】を考えよう
ジェンダーとは?
「男らしい」か「女らしい」かで分ける考え方。
例えば、
女の子の色はピンクや赤、男の子の色は青や黒。
女性はスカート、男性はズボン。
など、
その人個人ではなく、男か女かで決められていること。
意識せずに過ごしがちだけれど、
私たちの身の回りは「女性らしさ」「男性らしさ」があふれている…!
分析の視点
下記の視点で見ていきます!
(表現があるもののみ触れていきます👀)
①描写
プリンセスの容姿や特徴についての表現
②夢(願いごと)
③結婚観
④幸せとは?
⑤個人的突っ込み(番外編)
ティアナ
亡くなった父との2人の夢であるレストラン開業に向けて奮闘。
朝から晩まで働き詰め。
①描写
仕事を2つ掛け持ち。
働く女性で、プリンセスの中では私たちに一番近い存在に感じる。
過去作品で、一般市民からプリンセスになったのは『美女と野獣』のベル。でも働いてはいない。
一番、【プリンセス=裕福】なイメージと遠い境遇…!
②夢(願いごと)
レストランを開店すること。
亡くなった父親との2人の夢。
職場の店長、不動産の担当者、友人には馬鹿にされている。
ティアナが幼いころ、
「星にお願いすると夢を叶えてくれるんだって!」と言うと
父親は
「星は夢を叶える手伝いをするだけ。自分で一生懸命努力しなければならない」
「1つだけ、大切なこととして、本当に大切なものは何かをいつも考えること。」と教える。
🤔過去作品『シンデレラ』では、【夢は信じ続ければいつか叶う】とされていた。
本作では、さらに【夢を叶えるには、努力が必要】と、踏み込んでいる!
信じ続ける(=「(確証はなくても)自分にはできる!」と信じる自己効力感)
プラス、
叶えるために努力し続けることが重要🐢…
③結婚観
「結婚よりも夢!」
レストランの開店資金のために働き詰めなティアナ。
母親は「ちょっと働きすぎじゃない?」と心配する。
開店資金が貯まってきて、土地契約まであと少し!「ここまで来てのんびりしていられない」というティアナに、
母親は
「父さんは愛を持っていた。あなたにも愛を見つけてほしい」
「あなたの王子様と出会ってダンスしていつまでも幸せに暮らすのよ」
「私は孫の顔が見たい」
と説得する。
母親:今は【夢よりも結婚を優先】してほしい
ティアナ:今は【結婚よりも夢を優先】したい
🤔母親のセリフから、
【結婚=幸せ】
【結婚したら、子どもを産むのは当たり前】という価値観が分かる…
ティアナは嫌がっている様子はないから、
夢の実現を考えた時に「今じゃない!」ってだけなのかな…?
④幸せとは?
「収入」ではなく「愛」
カエルから人間に戻る方法を聞きに、ママ・オーディー(197歳の尼さん)のもとへ向かう。
そこで「望むものではなく、本当に必要なものは何か考えること」と教えを受ける。
「本当に必要なもの」を、
当初は「レストラン開店のためにもっと働くこと」と感じていたティアナだが、やがてナヴィーンを好きになり、「愛」だと気づく。
ナヴィーン
①描写
この上なくチャラい
常に女性が群がるモテ男。
ジャズとダンスが大好きで、困ったらとりあえず踊る🕺
自己紹介で境遇を話す時に
「ぼくは魅力的で王子でかっこよくて、いつも踊っていた」
「ぼくは驚くほどハンサムってだけじゃない、ものすごく裕福な王家の人間なんだよ?」と言う。
極めつけは
「女性はみんなナヴィーン王子のキスが大好き」
…
うぇ。自分で言っちゃう🙃
だまされやすい?
ファシリエ(この世の全ては金!ニューオーリンズの支配をたくらむ魔術師)にカエルにされてしまった、そもそもの原因として
「真面目に努力せず、魔法に頼るからカエルになってしまった」と、
ティアナにド正論で責められた時の言い訳。
「あいつにはカリスマ性があった!!!」
②夢(願いごと)
自分のため から 愛する人のため へ。
作品の前半部分では、
自由奔放に、何不自由なく暮らす
つまり【自分のために生きる】ことを価値観として持っていたけど、
後半部分では、
ティアナに「夢を叶えるために一緒にいたい」とプロポーズの練習をする。
この「夢」は、【愛する人のために生きる】ことが大切、という価値観への変化?
③結婚観
自由を得るための手段 から 「愛」のための手段 へ
前半部分では、
勘当になり、お金を稼ぐ方法は
①お金持ちの娘と結婚 ②仕事を探す の2択という究極のピンチ。
しかし、
ファシリエ(この世の全ては金!ニューオーリンズの支配をたくらむ魔術師)からは、①しか道がないと言われてしまう。
しかし、結婚すると
出歩く自由が無くなる→出歩くには金がかかる
→金を得るには…結婚
のループ🔄
後半部分については、ティアナが好きになり、
「夢を叶えるために一緒にいたい」とプロポーズの練習をする。
結婚について【自由な暮らし】の手段から【愛する人と共に生きる】手段 に変化した。
④幸せとは?
②夢(願いごと)③結婚観と重複するけど、
自由な暮らし から 愛する人と共に生きること へ変化。
個人的突っ込み(番外編)
「はじめまして」が恐怖すぎる
レストランにする土地を、ティアナより良い条件で買う人が見つかり、どうにかしなきゃ!とピンチ。
悩んでいる時にたまたまカエルを見つける。
子どもの頃に読み聞かせしてもらった物語がよぎり、
冗談交じりで
「キスしてほしいの?笑」とティアナが言うと
カエルになったナヴィーンが「キスってステキだよな…」とうっとり。
ぎゃぁぁあああ!カエルが喋った!!しかもキスを語っている…🫨
ピュアすぎる蛍の恋
ティアナとナヴィーンが、人間に戻ろうと奮闘する中、
ルイス(人間になって有名人とジャズをしたいワニ)、
レイ(エヴァンジェリーン(※)を一途に想う蛍)
と出会い、仲間になる。
※エヴァンジェリーン:生物史上、もっとも美しい蛍
レイはアクシデントで亡くなってしまうが、
お別れ会を開いた後のシーンが感動的!ぜひ作品で!👀
対比
ナヴィーンとティアナ
ナヴィーン:一度きりの人生、愉快にやりたい。好きなことして生きる
(ティアナにとっては、「無責任で役立たずの女たらし」)
ティアナ:欲しいものは自分で得る。努力が大事。夢のためにベスト尽くす
(ナヴィーンにとっては、「楽しむことを知らない頑固もの、堅物」)
シャーロットとティアナ
シャーロットは、父親がお金持ちのお嬢様。
ティアナの母親にドレスを仕立ててもらっていて、
ティアナとは幼馴染。
子ども時代に、物語の読み聞かせで「カエルになった王子を人間に戻すには、キスをすること」と聞いて…
シャーロット(父親がお金持ちでお嬢様)は
「王子様と結婚してお姫様になれるなら何匹とだってするー!」
ティアナは「私はどんなことがあっても、絶対いや、気持ち悪い!」
🤔シャーロットにとって、結婚は幸せに直結!という価値観。
ティアナとは正反対。
2人が成長し、ティアナとナヴィーンが出会う前、
シャーロットがナヴィーンとの結婚を狙う。シャーロットの父が主催する舞踏会にナヴィーンが来ると知り、
ティアナが、「母の教えで「男のハートを素早くつかみたかったら、おなかを満足させろ」って。」
というと。
ティアナにお金を渡して、これで作って~!!と頼む。
🤔【女性は料理が上手であるべき】が見え隠れ。
男性は料理する(自炊する)ってだけで"料理男子"とか「"男の人なのに"すごいね!」など大絶賛。
だけど、女性はできて当たり前って反応が多い…
男女関係なく、行きていくために必須じゃない…?
🤔ティアナは、努力して解決しようとするが
シャーロットは(パパの)お金で解決しようとする
距離の詰め方
互いの短所を言い合っていたが、
次第に
お互いに苦手なことがある、補い合うのが大切と学ぶ。
一緒に料理をしたり、月夜でダンスを踊ったり。
次第に、距離が近くなっていく
最後に
最後までお読み頂き、ありがとうございました🙌
最終的に、人間に戻ってナヴィーンと幸せに暮らせて、ルイスもナヴィーンも、ティアナのおかげで夢が叶い、ハッピーエンド👏
この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて「こんなのもあるよね~!」と、
楽しみながら考えるきっかけにして頂けたら嬉しいです✨
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