娘・成長日記(中学生)④脱皮

いつからだろう……
生まれて……
いや。生まれる前からの意志の強さが怖いほどに伝わっていた"娘"

2番目ということもあり
お腹の中でも 大きく大きく育った"娘"

大きく育ったのは "体" だけではなく
"意志の強さ" もだ!
そんな娘の中学生時代は……

鈍臭さからのテキパキ?

母も兄も…せっかち。
お出かけの時に、ふと、玄関を見るとまだ靴も履けていない娘が…
プンプン怒っている

「早く早くって言わないで!」

その口癖から現れる様に
娘のマイペースぶりは
一枚上手だった……

そして、
運動…というものはなかなか…どうして。

そっその、娘が入った部活!

ハイキング部⛰

そうだね。そうだね。
競うわけではなくて、一歩一歩…
登山でもなく
ハイキング。

♪ 歩こう 歩こう ♪

今まで縁のなかった 
スポーツオーソリティに行って…

寝袋かったり
登山靴かったり

こんな道具あるんだ…なんて 親子で楽しんだ

いつしか、
母も一緒に…ハイキング🚶‍♀️

今思い返しても
12年間と言う"子ども時期" にこんなにも運動と無縁な娘が 自分の娘とは思えない

活発なのに、運動音痴? 運動無縁?
それが娘であった

小さい頃からの夢

幼稚園の頃…
大好きなにーにがピアノ🎹をやっていた♪

いつしか、自分もやりたい
人差し指一本で、鍵盤を叩く音

何をやっても器用にこなす兄に比べ
兄の後ろを追いかける妹
兄のために、鍵盤に書いた ♪ド・レ・ミ♪

気がつけば
ピアノに触らないことがない毎日の始まりとなった

音大に行きたい……
そんな夢が、現実に感じたのは 中学2年の頃

いいのか悪いのか、
当たり前に持っていた携帯電話。
もちろん、" 子ども使用" で、網ははった。

今の子供たちは なんとも 色々な機器を訳なく簡単に使いこなす……

「高校から音大附属に行きたいなぁ…」

自分で調べて、探して、理由を考えた

「ママ、どう思う?
だってさ。大学は音大に行きたいと思ってるから3年間もったいなくない?」

ん?
そうは思わん!
だって、だってさ。 
ママ、好きなんだもの。今行ってる学校。

ママの想いは受け止めるが、
自分の意思は貫き通す…のが、娘であった。

「じゃあさ。
あなたのピアノが通じるのか、試してごらん!
音楽の道なんて簡単な道ではないんだよ」

そう言って…失敗した。
何がなんでもやるのが娘であった

あの、にーにの後を追いかけていた 
地球を壊してしまうほど、ドンドン足を叩いていた
「早く早くって言わないで」と怒っていた娘は

自分で調べて
附属高校の冬季講習に申し込みをした

中学2年の冬。

挫折の音大附属の講習会

そう。
甘くはなかった…
ソルフェージュ、楽典…もちろんピアノの技術
全てにおいて…下のクラス。

にやっ。

そう、心の中で捕捉に笑った。

上には上がいるんだよ……

我が家の子どもたちは
この言葉をよく言う。
私が教えたことでもないのだが、
いつしか、奢れることなく 
常に努力をしなければならないと感じた

鳶は鷹を産まない

ごめんよぉ〜💧

ここから、
1年かけて ピアノの怖〜〜い先生との戦いと
電車で片道2時間かけてのソルフェージュ・楽典指導を 1人せっせとこなしていった…

睡眠障害?

その頃
彼女は とにかく寝る!
どこでも いつでも寝る!

若いから〜では済まないくらい
一度寝てしまうと
そう起きない。

ナルコレプシーなのでは?

ナルコレプシーは、過眠症の1つ。通常ならば寝てはいけない重要な場面でも我慢できないほどの強い眠気に襲われたり、突然眠ったりすることが特徴。病気であるにもかかわらず、大事な場面でも眠ってしまうことについて「だらしない」「意欲が足りない」「真面目にやっていない」などと思われ、本人や周囲が病気と認識しない場合が多く見られる。

日本では、600人に1人がナルコレプシーであるといわれており、10歳代~20歳代前半に多い治療が遅れると社会生活に支障をきたす恐れがあるため、早期に治療を開始することが重要。

片道2時間。往復4時間かけてのレッスンは1日かがりだ。

しかも、
電車の中で寝てしまう娘は、気がついたら箱根の方まで行ってしまったり、
平塚や海のそば…なんてことは いつもだった

「携帯の目覚まし、かけなさい!」と言ったところで、
電話の着信音やバイブにも気づくはずはない

毎週、
一緒についていけないことで
ヤキモキさせられ、
悩まされた時期でもあった

実は
睡眠障害をかなり疑った私は
専門の病院まで連れていった……
診断は
経過を見ましょう。

今思うと、
本当に思春期にあるある眠り病だったのかな?

ピアノ技術

恐らく、死ぬほど自分の中の葛藤との戦い
そして、
我慢も覚えた時期なのであろう。

良くも悪くも
芸術を貫いている女性は強い…
思春期の娘は

「だめ!そこダメ!やり直し…」

の、言葉に反論の言葉を心にしまい、涙を流し
私にぶつけた

「何がダメなのか、わからない」

「じゃあ、聞いてごらん」

「聞いたら、はぁ?って言われた」

「高いレッスン料払ってるんだから、聞いてきな」

「聞ける訳ないじゃん。あの怖さを知らないんだよ。ママは!」

厳しい…

私が 息子に♪ド・レ・ミ♪なんて、
教えていた同じピアノ…とは言ってはいけないだろう

晴れて
編入試験で入った 小中高一貫のカトリック学校を中学校で終わりにし

音大附属高校に入学を果たした娘。

「上には上がいる…」

その言葉は
この先も彼女の心の中の叫びとなり

またも、
ピアノ科からの転身をその後、歩むこととなる

あの
鈍臭い娘は
なんでも自分で調べ 
行動するテキパキちゃんへと脱皮をした!

親として
娘に何が伝えられているのだろう…

意地 頑張ること やらなければならないこと
挫折 上には上がいること
とびはたかを産まないこと
いろいろな先生がいること
自分で道は自分で切り開くこと

不平不満 文句やクレームは一旦飲み込んでから吐き出すこと

ひとつひとつが、
今の娘を今作り上げている

まだまだ、ここから……





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