11月29日【ウクライナ戦況図】ロシア軍 戦力分散させられる｜バフムトはウクライナ軍がほぼ確保【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説

最新の、日頃調べているウクライナ戦況、ウクライナ情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。いつも地図を使って説明していらっしゃる方が最近お休み気味とのことですので、いつも調べていることを動画に作ることにしました。地図はグーグルアースを使っています。
最新のウクライナ軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、最新のツイッターや最新のテレグラムのレポートやチャンネルを中心に日本語でまとめています。

■よくある質問
□都市間の距離
スバトボ・クレミンナ間45キロ/クレミンナ・バフムト間55キロ/バフムト・ドネツク間65キロ/ドネツク・マリウポリ間100キロ/マリウポリ・メルトポリ間170キロ/メルトポリ・ヘルソン間200キロ
□畑の大きさ
およそ1キロ✕1.6キロ
□字幕が２重に見える
YouTubeの設定でYouTube側の字幕を消してください。
□目が回る
週の前半はあまり回していませんので、次第に慣れてください。遠方の都市がどの方向にあるか常に感じて把握するのがなれるコツです。

●過去の動画は再生リストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW

●毎週日曜日、視聴者様の質問に答える生放送をしています。
数が多いときは、すべてにお答えできないこともあります。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/streams

●投稿主は「日本一早い米国株市場解説」として米国株の情報を日本語訳して早朝に生放送でお送りしています。パウエル議長の記者会見のときは同時通訳しています。
https://www.youtube.com/channel/UCr_6WiO-1sQcLXFE6ECbVNw/featured

●詳細はnoteにもまとめています。
https://note.com/sumaitotoushi/

●Twitterはこちら
https://twitter.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy

#ウクライナ情勢
#ゆっくり
#ロシアウクライナ
防衛研究
チャンネル

■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、規約に従った範囲で行っており、使用に関して運営側にも確認いただいています。
地図はGoogleEarthを使用しています。

■内容（字数が超過する場合はnoteに全文を掲載しています）

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ウクライナ情勢について知ることは、
欧州の経済情勢をいち早く知る上で重要です。

例えば、隣国ポーランドの来年のGDP成長率は、0.8％まで下落する一方、
インフレ率は12.5％が見込まれています。
いわゆる、スタグフレーション直前の状況が予想されます。

また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。
よくある質問の答えは概要欄にあります。

この動画では、本日公表された戦争研究所のレポートなどから、
公開情報をいち早くお伝えしています。

公開時間は日によって異なるので、
チャンネル登録して通知をオンにすると
動画公開時に連絡が来ます。

それでは簡単ですが、
日頃調べていることをお伝えします。
過去の戦況図は再生リストから見ることができますので、
あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、
昨日11月28日のロシア軍の損失は

兵士590名
戦車3両
装甲輸送車5両
砲2門
その他車両4両となっています。

■それでは、各地域の戦況です。
週の前半は、方位を北に固定してお送りします。

●ウクライナ北東部

○ルハンスク州　クピャンスク方面
この日の天気はくもり、最高気温-4度、最低気温1度。
今日の天気はくもりの予報。
最低気温がマイナス5度の日が１週間程度続く見込みです。。

この日も、ロシア軍はクピャンスク方向へ進軍したとしています。
ただ、ウクライナ軍と戦闘を行ったという情報はありません。

ロシア軍は、この日もステルマヒウカを攻撃し、
27日には、サーモバリック焼夷弾で攻撃したとしています。

ロシア軍は、スバトベの防衛のため、
スタロビルスクからスバトベ方向にも援軍を出しています。
スタロビルスクはスバトベとクレミンナの両方と同じ距離にあり、
スバトベとクレミンナの両方の支援を行おうとすれば、
戦力が分散されます。

昨日もお伝えしましたが、スバトベは、
モスクワとバフムト、ドネツク方面を結ぶ連絡線上にあり、
かつ、スタロビルスクとの連絡線上にもあるため、
クレミンナよりもスバトベの防衛を優先している可能性があります。

一方、ウクライナ軍はクレミンナの奪還を重視している可能性があります。
ウクライナ軍はプロシュチャンカでロシア軍を攻撃し、
奪還作戦を行っています。

また、ウクライナ軍は、
この日もクレミンナの南西のディプロバからも攻撃を行っています。

他方、ロシア軍は、クレミンナからリマン方向に向かって、
ウクライナ軍を押し戻そうとしていますが、
思うようにできていません。

○リシチャンスク方面

ロシア軍はこの日、
ビロホリフカ、
ヴェルフノカミヤンスケに攻撃を仕掛けましたが、
こちらはいつも通りウクライナ軍が撃退しました。

●ウクライナ東部　アルチェモフスク（バフムト）方面

昨日はどうなるかと思いましたが、
翌日になれば、ほとんど戦況に変化はありませんでした。

ウクライナ軍も、バフムトの廃墟を歩いている動画を公開して、
バフムトを確保していることを主張しています。

この日、
ロシア軍はバフムトの北、
スピルネ、
ピドホロドネ
に攻撃を行いましたが、
ウクライナ軍は撃退しました。

ロシア軍はバフムトの北東の方向と、
東の方向から攻撃を行いましたが、
ウクライナ軍は撃退しました。

バフムト後方のロシア側の病院には、
収容しきれないほどの負傷したロシア兵が、
多数運び込まれ、治療ができていないとの情報があります。

またロシア軍はバフムトの南、
クリシチフカ、
アンドリフカ、
ゼレノピリア、
クルデュミウカ、

に攻撃を行いましたが、
ウクライナ軍が撃退した模様です。

ロシア軍はバフムトの南のオザリアニフカに進出したと主張していますが、
まだ確保に至っていないとのSNS上の情報もあります。

オザリアニフカは道路、川に挟まれた地形で、
ウクライナ軍の攻撃の対象になりやすい場所にあります。

また、バフムトの南側の地形は起伏があり、
ロシア軍は泥だらけになりながらなんとか小高い丘の上に這い登ると、
待ち構えているウクライナ軍から攻撃を受け、
また丘の下に落ちるといったことを繰り返しています。

今回の攻撃の結果を受けて戦況図を修正しました。
ロシア軍はバフムトに至るためには、
ウクライナ軍の攻撃をかいくぐりながら広い野原を進むことになり、
ワグナーの部隊でも1日100メートルの前進がやっとの状態になっています。

●ウクライナ南東部　ドネツク州
この日の天気はくもり、最高気温-3度、最低気温2度となっています。
今日の天気は曇りの予報。

○アウディーイユカ周辺

アウディーイユカでは、ロシア軍の砲撃により、
町のインフラが広範囲に破壊されているとの報告があります。

本日は、ヴォディアーネ、
ペルヴォマイスケ、
マリンカで戦闘がありました。

ロシア軍はマリンカで徐々に前進しているとの情報があります。

この日、ウクライナ軍は、バルダーで小規模な攻撃を行いました。

●ウクライナ南部　ザボリージャ方面
メルトポリの昨日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温2度
今日の天気は曇りの予報となっています。
今後この辺の最低気温は０度の日が続きます。

この日は、この方面で大きな情報はありませんでした。

ロシア軍は、前線でウクライナ軍の陣地に向かって
定期的に砲撃を行っているとの情報があります。

ザポリージャ原発については、
ロシア軍が撤退前に備品をすべて持ち去っているとの情報があります。

●ヘルソン州
この日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温4度。
今日の天気はくもりとなっています。

ロシア軍はこの日もドニプロ川左岸の防衛を強化しています。
また、この方面は、双方が砲撃戦を行っています。

ロシア軍はヘルソン氏を中心に市街地を無差別に攻撃し、
ウクライナ軍はロシア軍終結地に向けて砲撃とミサイル攻撃を行っています。

ロシア軍は、クリミアへの物資輸送路として、
新たにアラバット砂州を使用しているとの報告があります。
アラバット砂州は、アゾフ海と腐海を隔てる砂州で、
ゲニチェスク海峡からクリミア半島の海岸沿いにあるものです。

仮にメルトポリからクリミアへの高速道路が、
ウクライナ軍に攻撃により使用できなくても、
この砂嘴を使って物資を送ることができ、
ウクライナ軍の方向からは遠いため、
ウクライナ軍の攻撃対象になりにくいと考えられます。

今日は、そのアラバット砂州の様子をご覧ください。

ウクライナ軍とロシア軍はこのような場所で戦っています。

本日は以上です。

ご視聴いただきありがとうございました。