休職八週目 | 復職間近の過ごし方編
今年1月頭からの約2ヶ月間に渡った「病院でもらった紙切れ一枚で叶う!人生の特大夏休み!〜病気ではちゃめちゃな精神と共に〜」も、今週でほぼ終わり。来週の後半あたりから職場に復帰する計画を立てている。
ということで、今週は休職ラストweek。思いっきり遊び呆けるという選択肢もあったが、クソ真面目ガールこと私は、スムーズに職場復帰ができるようゆるりと準備に取り組むことにした。
復職に向けた過ごし方をnoteにまとめてくださっている先輩方が沢山いるので (特大のありがとう!!)、それらも参考にさせていただきながら、私の私による私なりの私のための職場復帰前ルーティーンをやってみた。先輩方に倣って私も書き記していこうと思う。
こうやって、ただの凡人が垂れ流す感情や思考の産物を、誰かがきっと読んでくれる、そうやって人と繋がれる時代に産まれてよかった。ありがとうインターネット。ありがとうインターネットを生んだ人。
朝起きる
まずはこれ。大事。最重要かつ最難関なやつ。起きれさえすればあとは大丈夫、目だけ開いていれば他がダメでもなんとかなる、起床かつ存在してさえいればお給料は発生すんだから、と言っても過言ではない。
先日作ってみた復職後のタイムテーブルにならい、7時に起きることを目指した。ちなみに、復職後のタイムテーブルは以下に。
正直、ほとんど起きれなかった (怠惰)。金曜日だけ彼にモニコしてもらって起きれた (怠惰)。まあいい、起きようと思うことがまず大事なんだから。実際、早起きするにあたっていくつか気をつけるべきことが見つかった。
前日の夜に食べすぎると眠りの質が悪くなること、ストレッチをしてから寝た方が翌朝スッキリ起きられること、朝どうしても眠気が取れない時は顔の体操をすると頭がしゃきっとすること。
顔の体操はこちら。小顔にもなれて一石二鳥。私は布団の中で目をつぶったままやっている。目を瞑ったまま舌を口の中でぐるぐるべろべろやっていると、だんだん目が開いてくる。おまけによだれで口の周りがべちゃべちゃになるのは私だけだろうか。
満員電車に運ばれる
家から会社までは30分程度、電車に乗る時間はたったの5分と、恵まれた場所に住んでいる。ところがいくら恵まれていたって、朝の東京の満員電車はあんまり気が乗らないもの。たかが5分、されど5分。全然乗りたくない。おうちで寝ていたい。
現在の私は、満員電車がホームに滑り込んでくるのを見た途端、嫌気がさしまくって勢いで帰宅しかねないくらいに、怠惰だ。このお休み期間で怠惰が細胞分裂して増殖しまくっているのだ。でも帰宅しちゃったらお金がもらえない。この世の仕事とはそういうもの。なので、満員電車に慣れる訓練もしておこうと思った。
復職後の作戦として一つ、女性専用車両を活用するということを思い付いている。先日たまたま満員の女性専用車両に乗り合わせ、あまりの快適さにびっくらこいたのだ。「絶対にフィジカルで勝てない生き物に囲まれている緊張感」がないというのは、こんなにも快適なものなのか。どこまでいっても女である時点でこの国ではマイノリティ。使える権利は使い倒して、快適に生を送ろうと思う。
出社の時間に合わせて電車に乗り、会社付近のカフェでコーヒーを飲みながらジャーナリングをする。会社の先輩っぽい人が現れても華麗に無視する。ひと段落したら近くの図書館に移動して過ごし、夕方おうちに帰る。というのが最近やっていた、復職に向けてイヤイヤだけど準備しよっかルーティーンだ。
仕事に関する本を読む
図書館では、我が家の積読コーナーで邪悪なオーラを放ち続けていた、仕事に関する書籍たちを読み進めた。仕事に触れることで仕事アレルギー (症状 : 頭痛、動悸、憂鬱感、焦燥感)を緩和させていく荒療治作戦だ。
年単位の積読期間を過ごさせてしまった本たちは、新品同様の見た目で、自己啓発本特有のぴかぴかした雰囲気を纏っていた。でも今の私は、その陽に空気に負けずに読み進められるくらいには頭がクリアだった。
お休みしたことで得られた最大の成果であるこの「余白」は、復職しても失わずに生きていきたい。頭の隅々までを黒々と塗りつぶしてしまっては、だめだ。自分にとって大切なことが何なのかの分別がつくくらい、自分の世界を広げるために言葉を操れるくらい、脳みそには余白を保っておこう。
仕事を思い出せて、積読も消化できて、一石二鳥だった。お給料で仕事の本を買うという、血で血を洗うみたいなことを嫌々やっていた過去の私も報われた。じゃあ一石三鳥じゃないか。今夜は親子丼にしよう。
お弁当を作る
それから、「お昼、何食べて生きていく?」が、目下答えを見つけたいテーマであった。平日のランチを毎回、外食で済ませていると出費がバカにならない。頑張って早起きして、死に物狂いで出社して、体に鞭打って働いた午前中の稼ぎを、すぐさまランチで溶かしてしまうのだけは避けたいのだ。
だが、おかずが3品くらい必要ないわゆる "ジャパニーズ弁当" を毎日作るのは自分にはハードルが高い。朝、お弁当作りのために余裕を持って早起きするのは困難を極めるし、かといって作り置きはなんだか性に合わないのだ。
そんな私でも一時期、『りんのおうちごはん』を参考に、週末に5日分のお弁当をタッパーに詰めてまるごと冷凍しておく方法は取り入れていた。動画が短いしおいしそうで好き。
ただ、このスタイルの難点はレンジが必要なこと。川のほとりで鳥のさえずりを聞きながらランチしたい (昼休みくらい外に出て自然を摂取しないと死ぬ) と思っている私には、レンジがない (レンジのある環境で食べるならとってもおすすめな方法)。
そこで次に考えたのは、おにぎり。おにぎりくらいなら毎朝握れそうだし、なんてったっておにぎりはおいしい。ただ一つ、栄養面が気になった。ちょっとした脅迫性を持って「栄養が摂れない」ということを忌み嫌っている私にとって、炭水化物と海苔しか摂れないおにぎりは、健やかから離れていってしまうような気がするのであえなく却下。
最後に思いついたのが、わんぱくサンドイッチ。パンに野菜やハムや卵などを挟んで持っていけば、山でも川でもどこでも食べられるし、パン大好きだから気分も上がるし、栄養も摂れる。最適解なんじゃなかろうか。
なかなかよい。思っていたより簡単に、10分くらいで作れたし、満足感もある。野菜たっぷりにしているので、食後に眠くなって使い物にならなくなることもなさそうだ。
朝からサンドイッチを作ることで、ひと仕事やった感が出るのも良い。私は朝からおしゃれでヘルシーなサンドウィッチを作って持ってきていますが何か?と強気のフォームで働くことができそうだ。
毎日作れるかは怪しいので、時々外食はするのだろうが、そんなこんなで自分の良い塩梅なランチスタイルを確立していけたら良いと思っている。節約して海外旅行にたくさん行くんだいっ!
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こんな感じのリハビリを、ゆるめに3日ほど実践した。実質ほぼ働いてるよね。あわよくばお給料くださいの気持ちである。
いや〜正直、復職するの怖いよ。また自分を見失っちゃったらどうしようって。でも、これだけ準備してるし、大切なものが何かってことを思い出せているし、大丈夫だよね。自分を信じたい。
しんどくなってしまったら、noteにいる仲間の文章を読んで、私だけじゃないから大丈夫って思いに来るとしよう。勇気をもらいに来るとしよう。