夜風 | yokaze

今の私の言葉たちが、今以外の私を許して救ってくれると良い。28歳女。

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マガジン

  • 適応障害との対戦記録

    28歳女が適応障害と戦った記録。参考になったりならなかったりする。

  • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間

    人生のお休みの記録。やっていたことや考えていたことなど。Life is beautiful!

最近の記事

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適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

2023年11月に適応障害と診断されたワタクシ夜風28歳ですが、この度2ヶ月間の休職期間を経て、3月中旬から復職しております。 やったー!お金を稼げる! なるべく楽に稼いで海外旅行へ行くぞー! 自分の病気が治ったのかどうかは、もう少し働いてみないと分からない (医者には「まだ治ってませんから、無理したらダメですよ」と釘を刺されている) のだが、結構ここまで順調に回復できたんじゃないかと思っている。 体の不調は寛解し、やせ細った体はきちんと元の体重に戻った(これに関しては

    • 台湾へ行ってきた(DAY1)

      5年前の卒業旅行で行く予定だったのにコロナのせいで中止になり、それからも機会がなく行けていなかった土地、台湾。 海外へのフットワークが軽い彼が「行こう!」と言ってくれて、この度めでたく初上陸してきた。 楽しかった〜、体力がヘボすぎて途中しんどい時間もあったものの、それを打ち消すほどの美味しいごはん、温かい人、非日常な文化。 海を超えた旅っていいな、と身をもって感じることができた3日間だった。ガイドブックから外れたような大それたことはしていないけれど、ガイドブックには載っ

      • あんまり同じところにとどまらないほうがいい

        私の仕事は脳みそで考えることがメインだ。 机にかじりついて、パソコンと睨み合って、 インプットとアウトプットを繰り返す。 ひねり出したアイディアに対して、 あーでもないこーでもないと考え続ける。 良いものが創り出せた!と興奮しても、 翌日見てみると全然良いと思えなかったり。 「この日までに」というプレッシャーの中で、 全く考えが捗らなくて焦ったり。 そしてその業務時間中に煮詰めた脳みそを、 業務時間外にまで持ち越してしまうことが多々ある。 脳に思考がこびりついて離

        • 頑張れ、私の脳みそよ

          雨が降っている。 寝不足続きの疲れた体にかかる灰色の重たさが、今日はちょうどよく心地よい。 家に閉じこもる理由にもなる。書きもの日和でもある。 この雨で、気温がぐっとまた下がるんだろうか。 季節とともに先へ進んでいくことを嗜める大人になれたことに、ふふんと満足しながら、ぽちぽちと言葉を落とす。 頭が悪くなった気がする 精神をやってしまって以来、幾度となくそう思った。 電車の乗り換えを間違える。 仕事の段取りができない。 業務量が多いとパニックになってしまって何も手に

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        適応障害から立ち直るために私がやった10のこと

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        • 適応障害との対戦記録
          8本
        • 休職日記 | 適応障害で休んだ2ヶ月間
          12本

        記事

          夏の終わりの記憶

          目の前のことを信じる強さ 出張から帰ってきて汗だくのくたくたのへろへろだったある夜、脳を空っぽにしたくて毛布にくるまりリールを眺めていたら、「久しぶりに再会した飼い主に全速力で駆け寄って、全身で喜びを表現する犬たち」の動画が流れてきた。 犬って、飼い主が好きだよなあ。 たぶんきっと犬は、飼い主が「根暗であんまり友達が多くない人間」であっても、「仕事が下手くそで成果を出せない人間」であっても、「小さなことでクヨクヨと悩むどうしようもない人間」であっても、そんなことは関係な

          夏の終わりの記憶

          最近のこと(適応障害発症から1年経っちまった)

          書けていなかった。 「今日書いたら毎月書いたよ記録更新だよ!」とnoteからの煽りが届いたので、記録を途切らせてはならん!と、意地で書いている。 2ヶ月前くらいから、相も変わらず落ち込むのが得意な自分の精神をなだめすかすのに忙しかったのだ。世話のかかる子どもをひとり抱えている気分だ。 そうこうしているうちに、適応障害の症状が出始めた頃から、季節が一周してしまっていた。重い、一年って、重たい。 そんな今日この頃の、何でもない暮らしや考えたことをだらだらと綴ることで、毎月

          最近のこと(適応障害発症から1年経っちまった)

          メンタルが落ちた時に私の中にいるマインドたち

          今日は、ダメだった。 月曜はダメがちだけど、先週は月曜日を大丈夫で乗り越えられたから、今週もきっと大丈夫って祈っていたんだけど、祈り虚しく今週はダメだった。 悲しい。働かないといけないのに、頭の重たさと心臓の痛さでパソコンに向かえなくなる。 夕方からは回復して働くことができたけど、日中はしんどかった。どん底とまではいかないものの、余裕で涙は出る。 助かりたくて彷徨っていたスマートフォンの中で、BiSHの歌に辿り着いて泣き、BUMPの音楽に辿り着いて泣いた。 そんな今

          メンタルが落ちた時に私の中にいるマインドたち

          怒りを捨てないことしか今はできないけれど

          「今朝、痴漢にあったんだよね」 そうぽろっとこぼした時、その場にいた男性からかけられた言葉は 「へぇ、良かったじゃん」 だった。 補足します。 今から8年ほど前、大学時代の私はそのコミュニティで、ブスで可哀想な女キャラだった。 理系ゆえに男女比が8:2だったそこは、女が男の価値観で評価されることが当たり前の世界。 そんな環境でも居場所が欲しかった私は、そのキャラを甘んじて受け入れ、ギャグ要員として場を笑わせることに徹した。 その背景あってこその 「へぇ、良か

          怒りを捨てないことしか今はできないけれど

          精神赤ちゃんなアラサーは健やかを諦めたくない

          今週は昨日まで比較的調子が良かった。ネガティブな自分を押さえ込みながら、穏やかに働けていた。 でも、今日はめそめそしてしまった。あとちょっとで週末だったのにっ。くそっ。ネガティブに追いつかれないように走り抜けるようになりたいもんだぜ。 めそめそしたので、帰りに本屋へ寄って、最近気になっていたメンタル本を買ってきた。 早速読み切ったのだが、これは良さそうだぞ〜。インターネットで紹介してくれていた人よ、ありがとう。 私の人生が好転しそうだぜ。(私はすぐこうやって期待しすぎ

          精神赤ちゃんなアラサーは健やかを諦めたくない

          28歳女が最近やりたいと思っているものもの

          やりたいことが溜まっているのでぶちまける。(いや、ぶちまけなくていいから、やれよ。) やりたいことがあるって、健やかだ。この1ヶ月、諸事情により何にも心が動かなかったんだけど、そこを抜けられたのかもしれない。 めでたい、快気祝いにやりたいことやろう。 私の父は、やりたいことを「やりたいな〜」と言っただけでやった気になれるコスパの良いニンゲンらしい。 私もその血を継いでいて、やりたいと思ったことの3%くらいしか実際にやらずに生きてきた人生だった。 ここに書いたこともや

          28歳女が最近やりたいと思っているものもの

          抗うつ薬を抜いた人間の1ヶ月の記憶

          ※あくまで個人の体験談であり、私に医学の知識はこれっぽっちもありません。 ちょうどひと月ほど前、私はそれまで半年近く飲み続けていた薬を断薬した。抗うつ薬SNRIの一種であるイフェクサーと、抗精神病薬に分類されるオランザピンという薬だ。適応障害と診断された昨年11月から継続的に、どちらも最低容量ずつを服薬していた。 最低容量なので離脱症状はまず出ない、とネットも医者も言った。でも、私はものすごく出た。壮絶だった。 「最低容量まで減らせていたら離脱症状は出ない」なんてのは一

          抗うつ薬を抜いた人間の1ヶ月の記憶

          大切を大切にできていない日々

          その感情は、大きなうずくまっている、熊。 泥だらけで、無表情で、何日もごはんを食べていない。 とても大きくて、存在感がある。車くらい大きい。 居座られると、それしか見えなくなるし、そこから目を逸らせなくなる。 どんよりしている。 怖いと、嫌だと、辛いと、しんどいと、悲しいの混ざり合った、触るとざらざらとしている感情。 重たい鉛が心臓に詰まっているようで、動くとずくんと痛む。 これがあると、息を吸うのが難しくなる。 どんよりとした雲が、膜がかかったようで、心がそ

          大切を大切にできていない日々

          ないものねだりだけど、もう少し苦しませてほしい

          音楽ものの作品が苦手だ。 中学校に入ったら、吹奏楽部に入りたかった。楽器を極めてレベルを上げるのは楽しそうに見えたし、集団で一つのモノを作って熱くなるのって大好きな営みだし、青くて泥臭い人間関係にも憧れがあった。やってみたい、触りたい、一員になりたいと、中学校の門をくぐりながら思った。 でも、入らなかった。親に「あんたは体力がないから向いてないんじゃない」と言われた。楽器系はお金がかかりそうなイメージもあったのも、日々「お金がない」と言い聞かされてきた自分には後ろめたかっ

          ないものねだりだけど、もう少し苦しませてほしい

          状況はどうだい?(適応障害で休職→復職して2か月の調子)

          正直、すこぶる調子が悪い。適応障害でげろげろに心身を崩し、底の底まで落ち、でもその後の2か月の休職で感情や身辺の整理ができたことで、「これならまた働ける!私、もう大丈夫!」と根拠のない自信を持って復職したわけだけど、そんな自信も、取り戻したはずの本当の自分も、たった2カ月であっけなく散り去った。 復職して2か月、元気とやる気に満ち溢れて、毎日楽しく暮らしています☆みたいなことを綴りたかったのだけど、まあ無理だった。全然元気じゃなくて、毎朝仕事が嫌だともがきながら、働いたり働

          状況はどうだい?(適応障害で休職→復職して2か月の調子)

          新しい生活を始めます。

          引越した。 引っ越しの準備で忙しかったここ最近は、もう笑っちゃうくらいどこにも書き記せていない日々で、ずらずらとどしどしと毎日が過ぎていった。 その間も私は確かにここに存在して、もがいたり笑ったりして生きていたはずで、覚えていなくても、記せていなくても、消えちゃいやしないんだけど、手のひらから溢れていってしまう感覚に陥るのはどうしてだろう。 段ボールの中に、調理道具や本や、私の生活が仕舞われていって、見えなくなっていくのが最近はしんどかった。生活がうまく回らなくなってし

          新しい生活を始めます。

          翻弄と抗いとユーフォの四月

          四月が終わった。復職して1ヶ月と少し、久しぶりにお給料が口座に振り込まれた。お金を稼ぐのは簡単ではなくて、大小さまざま色とりどりの敵を一つずつ倒す、敵は次から次へと現れてくる、そんな感覚で先月は働いていた。 戦いの過程では、コントロールできるものとできないものを分け、極めて理性的に自らのリソースを割く対象を選び、そのほかは潔く捨てる必要があった。 そしてそもそも、そういった活動に苦しくなく取り組めるように、自分をしっかりと保つ必要があった。 さまざまな敵とそれらに衛星す

          翻弄と抗いとユーフォの四月