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兄弟構成でわかる性格分析

デリカシーがない、人の気持ちを考えてない、今何でそんな事言うの、職場の同僚や上司に、家族に、友人に、このように感じることはないでしょうか?

人の人格というのはそもそも生まれた環境に強い影響を受けて形作られていくと言われています。もちろん人格の100%がそうだというわけではないですが、人格を形成するうえでその土台となる部分は幼い時の『兄弟構成』にあると思われます。

長子(1番目に生まれ下に妹弟がいる人)、中子(上に兄姉がいて下に弟妹がいる人)、未子(上に兄姉がいて下にいない人)、1人っ子(上も下もいない人)、と大まかに分けさせていただきます。

長子の場合、最初の子としてどのように扱われるかは様々ですが、共通する点としては下に弟や妹がいる、という点ではないでしょうか。妹や弟がいるから世話してあげてと言われたり、世話してあげないと、と自ら思うこともあると思われますので世話をすることで自分の存在意義を感じる「世話焼き体質」、それに加え、上がいないのでこうしてこうしてと言われることも無い為、とっても「マイペース」、また下の子のようにしてもらうことが少ない為、「甘え下手」でこうして欲しいどうして欲しいと自分の感情をあまり表に出さない傾向があるかもしれません。

中子の場合はどうでしょうか。上に兄姉がいて、下に弟妹がいて、上を見て育ち下の世話もして全部を経験する中子は、上の兄姉のこうすれば成功するこんなことしたら失敗するという姿を見てきているので「したたかさ」があり、周りをコントロールする交渉力がある人が多いのかもしれません。さらに下の子の世話もしてきているので甘えたいが甘えられない葛藤の中、上と下には親や周りも注意が向くのに中子は適当に扱われる傾向があり、そんなことを経験する中子は、上や下の子に周りに負けたく無いという「負けず嫌い」な性格となり、同時によく人と自分を見て「比べる」人になります。よく言えばマイペースでなく、人によく合わせて早くも遅くもペースを変えられる能力の高さがあります。負けず嫌いが功を奏して大成する人もおられるかもしれません。

未子はどんな性格かと言うと、上の子から相手してもらっていつも可愛がられて育つので皆んながしてくれるという、「他力本願」な性格の方が多いのではないでしょうか。そのため、して欲しいことはお願いしていつでもやってもらう「甘え上手」です。リーダーとして先導して責任を取ることはあまり無く、多くは着いていく方が多いかもしれません。褒められること関心を示してもらう事にとっても喜ぶ「お調子者」なのです。

1人っ子はどうでしょうか。上にも下にも兄妹がいない人は、兄妹ゲンカしたり、物を取り合ったり、協力したり、気持ちを話したり、大事にしたり、という"経験"が無い為いつも自分で考え結論を出すようになります。相談する相手や経験する相手がいないので、自分の世界の中でわからないことも自分であーでもないこーでもないと言いながら結論づけてしまう人が多いように思います。よって「思い込みが強い」性格になってしまいます。また、人付き合いが下手な人が多いです。思い込みが強いので思い込んだ考えを人に押し付けるようになり、それに対して文句を言われ傷付く為、とにかく人と接するのが苦手で人に異常に気を遣い気疲れする人いらっしゃいませんか。

周りの方を良く観察されるとわかるかもしれませんが、後から兄弟構成を尋ねると、やっぱりそうか、と言う答えが返ってくる人が多かったと思います。もちろん兄弟構成をベースとして経験してきたことや向上し成長してきた性格もあると思います。全てこの通りではないでしょう、しかし、土台となる性格は変わらない人も多いように思います。長子の人は「マイペース」だったり、中子の人は「負けず嫌い」だったり、未子の人は「お調子者」だったり、一人っ子は「思い込みの強さ」だったり、そういう情報があると自分と相性が合うかどうか、この性格ならこういう風に相手すれば良好な関係を築けるということがわかるのではないでしょうか。是非、知人やご家族が困っている時話し合ってみるのもいいかもしれません。

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ブルペン山田
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