チェコのSFと今の東京と。
チェコのSFで最も有名な作品といえば、カレル・チャペックの『ロボット(R.U.R)』だろう。人間の労働を肩代わりしていたロボットが団結して反乱を起こし、人類を殺す計画を立てる…という戯曲。「ロボット」という言葉は、この作品の中で生まれて世界に伝わったという。
私は熱心なSFファンというわけではないのだけど、コロナ禍にあって東京での生活がそれまでの現実から離れていくにつれ、SF小説で取り扱っている問題が自分のことのように感じられるようになってきたような気がする。そんな中で手に