ヨゼフ・ラダが描くチェコの歳時記
『český rok josefa lady』ヨゼフ・ラダのチェコの一年 Knižní klub 出版2012年発行。チェコの最も有名なイラストレーター、ヨゼフ・ラダが描いたチェコの伝統的な風習に、ミハル・チェルニークが詩と文章を書いています。
私が通っていたブルノ市のチェコ語の語学学校では、イースターやクリスマスなどの行事に合わせて、歌や文化を取りれた授業をしてくれます。その授業を補完するにもこの本はいいなあと思って購入しました。
通年を通してチェコの本屋さんでは色々なサイズのカレンダーが売られているのですが、必ずラダのカレンダーがあります。普遍的なイラストの魅力と、季節にあった絵をたくさん描き残しているのでカレンダーにはうってつけだからでしょう。
Josef Lada ヨゼフ・ラダ(1887年ー1957年)
オーストリア・ハンガリー帝国時代ボヘミアの小さな村フルシツェの靴職人の家に4人兄弟の末っ子として生まれる。プラハの芸術工芸学校へ入学するが、翌年、中退独学で独特のスタイルを作りあげ、雑誌、新聞の風刺画家として活躍する。
(ウィキペディアより)
同時代の日本の有名な画家が気になって調べたところ、竹久夢二 (1884年ー1934年)でした。
ラダ公式サイト(チェコ語/英語/ドイツ語)
https://www.joseflada.cz/en/
日本語で読めるヨゼフ・ラダの本
『黒ねこミケシュのぼうけん』、(ヨゼフ・ラダ文、小野田澄子訳、岩波書店)
『きつねものがたり』、(ヨゼフ・ラダ文、内田莉莎子訳、福音館書店)
『おばけとかっぱ』、(ヨゼフ・ラダ文、岡野裕訳、内田莉莎子訳、福音館書店)
『きつねとおおかみ』、(ヤン・ヴラーナ文、かなやまみさこ訳、ほるぷ出版)
『森と牧場のものがたり』、(ヴィエラ・プロヴァズニコヴァー文、さくまゆみこ訳、佑学社)
『どうぶつだいすき』、(イジー・ジャーチェク文、飯島周訳、平凡社)
『兵士シュヴェイクの冒険』、(ヤロスラフ・ハシェク文、栗栖継訳、岩波文庫)
『おおきくなったら:チェコのわらべうた』、(内田莉莎子訳、福音館書店)
(ウィキペディアより抜粋)
Česká televize (チェコ国営放送)のインターネットサイトでラダのイラストを使ったアニメーションを見ることができます。他にも見きれないほどたくさんのアニメーションや番組がアーカイブされています!NHKもやってほしい(無料で!)。
チェコのクリスマス
黒猫ミケシュシリーズ o Mikešovi
ラダのイラストをカットアウトの技法でアニメーション化しているので、絵の質感がそのまま生かされています。
毎週水曜22時〜『水曜ノッツ』 開催中!
チェコの本やカルチャーを語るインスタトークライブ「水曜ノッツ」毎週水曜夜10時より@hato888のアカウントからインスタライブを実施しています!
ノッツはチェコ語のnoc=夜という意味です。
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