チェコにあった強制収容所の話
5/20(水)22時よりインスタライブ 『水曜ノッツ』あります。
私は、こちらの本をご紹介予定です。
「テレジンの子どもたちから
―ナチスに隠れて出された雑誌『VEDEM』より」
林 幸子 著 (新評論、2000)
テレジンは、ナチスドイツ下で強制収容所とされていた、チェコの小さな街。プラハから1時間くらいの場所にある。
『強制収容所』と聞くと、どうしてもアウシュヴィッツのイメージが強く、『ガス室』のイメージを思い浮かべてしまうけれど、テレジンのそれは、違った強制収容所のあり方だった。
なんとこの強制収容所の中では、10-15歳の男の子たちが、【VEDEM】という雑誌を、ナチス・ドイツ軍に隠れて毎週(!)発行していたのだ。
不衛生で食べ物に飢え、明日は命がないかもしれないという恐れと隣合わせの暮らしの中で書き綴られたその内容は、10代前半の男の子たちが書いたとは思えないほどの知性とユーモア、皮肉、そして切実な嘆きや訴えに溢れていた。彼らの生活や思想がありありと残された貴重な資料となっている。これを日本語で記録してくださった著者には、大いなる感謝を…!これが今読めて本当によかったと思います。
この街、テレジン(チェコ語発音:テレジーン)を訪れた時のことも含めてお話したいと思っています。
旅行記はこちらから。
【水曜ノッツ】
毎週水曜の22時より、主催のはとさん&2名が週替わりでインスタライブを配信します。主催のはとさんのインスタグラムをフォローすると、配信時にお知らせが届きます。ついでにメンバーみんなフォローしてくれたら嬉しいですぜ。
主催:はと https://www.instagram.com/hato888/
あまのさくや https://www.instagram.com/sakuhanjyo/
たりん https://www.instagram.com/_f_u_t_o_n_/
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