春にたゆたう10冊 / 養生文庫
生(いのち)を養うことを養生と呼びます。この養生にとって日常の衣食住は大切ですがもうひとつ忘れてはならないのが季節に合わせて過ごすという点です。鍼灸の古典に『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』という本があります。その中の「四気調神大論(しきちょうしんたいろん)」という編に季節毎の過ごし方、養い方について言及する文章があります。とても有名なで色んなところで引用されていますから、ご存じの方もいるかもしれません。以下翻訳したものを抜粋してみます。
春の三ヵ月は「発陳(はっち