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だから私は記事を書く。
先日、あるnoterさんとzoomでお話していたんですけど、その方から「何故有料にしないの?」というご質問をいただきました。
その方は記事を有料にされていて、毎回そこそこ購読されるらしく、私の記事も「有料に出来るでしょ」と思って下さったんだそうです。
そう思ってもらえる記事が書けているのだとしたらすごく嬉しいですし、なんともありがたい感想です。
でも、私は記事を有料にする気は全くありません。
当たり前ですが、有料記事が悪いとは微塵も思っていません。
お金を払う事によって、読む方の本気度にも違いがあるでしょう。
仮に、同じ技術を無料と有料のコースに分けて習得の場を設けた場合、圧倒的に有料コースの方が習得率は高いはずです。
では、そう思っていて何故有料にしないのか?
今日は改めて、私が記事を書く目的について書かせていただこうかなと思います。
私がこのnoteで記事を書いているのは、3つの目的があります。
①障害児やその親、障害者やその方の生活について、障害福祉とは無縁の方に知ってもらいたいから。
障害児者が身近な存在で無い方は私の記事が目に止まる事はないかもしれませんが、色んな種類の記事を書いていれば、何かのきっかけで読んでもらえる事があるかもしれません。
もちろん、私が楽しむ事を第一に書いていますが、たまに「雰囲気違う?」という事を書くのは、そういう事です。
何故知ってもらいたいかと言うと、知らない事って「無関心」や「拒絶」に繋がるんです。
昔から障害福祉は、臭いものには蓋を…の精神でここまで来ました。
その結果が、現在の障害児者に対する接し方、避け方なんです。
障害児はまだ、小さくて可愛いで済みます。
しかし、成長するにつれ「何この子」「気持ち悪い」「なんか変」が増えていきます。
大人になれば「見ちゃダメ」「関わらないでおこう」となりますし、最悪、危害を加えても良いんじゃないか?と思われたりもします。
私だってそうです。
避けた事、危害を加えた事、嫌悪した事は一度もありませんが、でも「自分には関係ない人達」という無関心の対象でした。
そんな方を、1人でも減らしたいなと思ってます。
特にこの記事なんかを読んでもらえたら嬉しいです。
②障害児育児をされている方、されてきた方に、子供の将来・親亡き後の生活に対する不安を取り除いてあげたいから。
もちろん、何に不安を感じておられるのかというのはそれぞれあると思いますが、一番多い不安は「お金」と「生活の場」だと私は思ってます。
私は、障害者グループホームを運営した事によって「お金」の不安、「生活の場」への不安と言った、子供の将来の不安が消えました。
子供が障害児だと判明して以来、持ち続けた厄介な不安が消えたのです。
この楽さを、同じ障害児の親御さんに知ってもらいたいと思ったんです。
恐らくほとんどの方が、グループホームの運営が楽さをもたらしてくれるなんて発想すら無いと思います。
私自身、福祉事業をするなんてハードルが高い事だと思ってましたから。
でも、そうじゃない。寧ろハードルは低いんだって事を、少しでも多くの方に伝えたいんですね。
こちらのマガジンでは、私が実際に運営していた障害者グループホームの経営についての記事をまとめてありますので、読んでいただけたら嬉しいです。
③障害福祉業界の質を向上させたい。
何度か書いてると思いますが、障害福祉業界には、恐ろしくレベルの低い事業所がたくさんあります。
大きくて歴史のある事業所程、そういう所が多い印象すらあります。
何故そんな事になるのかと言うと、頼れる施設がそこしか無いからなんですね。
もちろん、しっかりした事業所も沢山あります。でも、どちらが多いかと言われたら…残念ながらとしか言いようがありません。
こんな所に子供を入居させたくない。
こんな所で仕事をして欲しく無い。
こんな人に子供の担当者になって欲しく無い。
役所ですら当たり外れが大き過ぎない?
え?この業界ヤバくない?
グループホームを開業し、福祉業界に飛び込んですぐに思った感想は、こんなのばかりです。
そこで②とも関連してくるのですが、プライベートで障害児育児に関わる方、私の記事を読んで興味を持って下さった方であれば、今よりもっと良いグループホーム、作業所、生活介護などの福祉事業所を作っていただけると思ったんです。
そうすれば、時間はかかるかもしれませんが、徐々に業界全体のレベルが上がっていきますので、レベルの高い事業所との競争について来れなくなった腐った事業所は、潰れていくんです。
そうなれば、レベルの高い所ばかりが残りますので、業界全体が高水準となり、多くの利用者さんのQOLが上がる事になります。
まとめ
こんな理由で、私は記事を書いています。
じゃあ無料で開業・経営指南したら?って言う声もあるかもしれませんが、それは出来ません。
何故なら、経営には覚悟や決意、やる気が無いと困るからです。
お金はその篩となるんです。
今お金が無くても、特に問題はありません。
融資がめちゃくちゃ通りやすい事業ですから。
融資が通りやすいって事は、銀行等は回収し易い事業だと知ってるって事です。
回収し易いって事は、稼ぎ易いって事です。
稼ぎ易いって事は、大きくなり易いって事です。
大きくなり易いって事は、潰れにくいって事です。
ほら、大きくて歴史ある事業所が多い理由がわかりましたよね?
こんな理由から、私は記事を有料にする事はしません。
少しでも多くの方の目に触れてもらって、障害児やその親、障害者やその業界について少しでも知ってもらい、考えてもらいたいんです。
『記事の時点で篩にかける意味が、私には無いから』
長くなりましたが、これが「何故有料記事にしないの?」に対する答えです。
これからも、少しでも皆さんの頭・心に残る記事や、くだらない記事を沢山書いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
もし良ければ、zoomやLINEでお話しましょう!
二人の障害児の父
すけじろう
開業についての相談・サポート、開業後の営業、書類関係、家探し、全てお手伝いします。
特に、私と同じ障害児育児中の親御さんからのご連絡はとても嬉しいです。
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詳しくは下記の記事、またはメールでお問い合わせください。
障害福祉事業の開業支援関係は、こちらのマガジンにまとめられています。