はらはらと、はらはらと
実態の無い明日に希望し
同じ過ちを繰り返す
純粋は 遥か昔の梅の白
哀れなり
滑りを佩びた喜びの果て
深い庭に花びらが舞う
はらはらと
はらはらと
従順な偽りの姿をし
幾重の帯をまたほどく
幸せは 遥か昔の梅の夜
病むべきか
乱れた髪は頬に張りつき
丑三つの刻に香り漂う
はらはらと
はらはらと
邪推の視線を受けながら
身体を揺らす荒い呼吸
情熱は 遥か昔の梅の紅
容赦なく
苔の褥で、喘ぎを抑え
叫べぬ心 血の涙ながす
はらはらと
はらはらと
お読みいただき
ありがとうございます。
思い悩んだ三十〜四十代。
そんな頃の心のうちを…。
今は悩みは持たないサイクルに入り
困難はそれなりにあっても
まぁ逃げずに向かって行けば
どうにかなるさ的に歩める毎日。^_^へへへ
梅もそろそろおしまいですね。
我が家はボケが咲き誇っております。
素乾 品
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