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「I'm OK」と「勉強、実力不足」を両立するのって難しい!

「そのままでいい」と「伸びたい」を両立させるのって難しい。
個性がもてはやされる現代、「そのままでいい」と自尊心、自己肯定感を讃美して謳うものを多く目にするようになり、救われる人も多くいるように感じる。
その反面、「伸びたい」にストップがかかってしまうような感覚もある。
「向いてないんだ」「悔しい」と投げ出す早さ。
「そのまま」についても「思い込みやバイアスはだめ」とされる風潮もあるけれど、思い込みやバイアスが継続する力になることもある。
自分を騙すことだって立派な「方法」だ。

またゲームの話をしてしまうけれど、私はよくこの感覚をゲームで味わう。
「向いてない」「自尊心をそがれる」から投げ出したくなる。
でももう少し進めて、よちよち初心者程度になれると楽しくなってくる。
なんで勝てないんだろう、何がだめなんだろう、他の人と何が違うんだろう。
仮説を立てて、ひとつずつ試していく。それはたくさんの要素が絡み合って複雑に見えるし、実際そんなにお手軽ではない。それを続けても実らないかもしれない恐怖心、また挫折して傷付く危険性もある。
物語を見始める時もそう。はじめは知らない登場人物や世界を値踏みするように導入をがんばって見始めるけれど、世界に入れば夢中になる。
努力の先、実らないは「タムパ悪い」になる。タムパが全てではない。過程、伸びる自分や発見を感じたり、その世界の片鱗を味わったりできる。
やってみなければわからない。ひとつもやらずに「できそうにない」と投げ出すのは、時期尚早だ。
私は何度もそういうものに出会った。

極端な話だけれど、効率よさが突き詰められていった末に、ディストピアが待っているような気もする。
私も「ドラム式洗濯機」「アマプラ」など生活で効率の良いものをたくさん使っている。

それでも「ちょっと我慢」はよくなくはない。なくなくない?
お手軽な快楽は一瞬、誰にでも味わえる。少し難しい努力は少し時間がかかるけれど、あなただけの自分のための自分を大切にした時間だ。

自分のやりたい気持ちすら、「I'm OK」をできない言い訳にしようとする。
自分との約束くらい、守ってあげたい。
悔しかったね。逃げる?諦める?見返す?自分ならできる?

自分を守るのも楽じゃない。
上手に我慢したり、上手に傷付く練習、もっとしたいなと思う。

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やね斜裏
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