感謝を込めて捨て活4 マニキュア
劣化したマニキュア、ベースコート、トップコートなど、合わせて20本捨てました。
どうしてこんなにたくさんあったのでしょう?
私は元々おしゃれが好きで、お金に余裕があれば定期的にネイルサロンに行きたいタイプです。でも、夫がほとんど稼いでいるため、彼には女性がネイルサロンにお金をかける意味がわからないようです。それで、私はネイルサロンではなくマニキュア派になりました。
元々、友達と出かける時以外はマニキュアをしませんでした。一番仲の良い年上の友人がネイリストで、いつも手先が綺麗だったので、私もマニキュアで真似したいと思ったのが動機です。
その友人がマニキュアをギフトでくれることもあり、だんだんと本数が増えてしまいました。
そして私には数年前まで「月に1回、気晴らしで百均に行き、3千円まで購入してもOK」という謎ルールがありました。
その結果、購入して満足し、封も開けずに劣化してしまったマニキュアがたくさん溜まってしまいました。作ってくれた人たちや、稼いでくれる夫に対して、大変申し訳ないことをしていたな、と今では思います。
仏教には「三毒」という言葉があるのを最近知りました。
• 貪(とん): 無尽蔵の欲望や執着を指し、物質的なものだけでなく、名誉、地位、愛情などにも及びます。
• 瞋(しん): 怒りや憎しみ、敵対心を意味し、他者に対する負の感情がこのカテゴリに含まれます。
• 痴(ち): 無知や誤解、妄想を指し、正確な理解や洞察に欠ける状態を示します。
私は、愛情の不足を埋めるために物欲で満たそうとしていたことに気づきました。ここでいう貪(とん)ですね。
ですが、最近では「私は周りから十分に愛されている」と感じることができるようになり、物欲もだいぶ減りました。
今の私は、指と爪を爪やすりや爪磨きで整えるだけです。毎晩ワセリンを塗って眠るだけで、清潔で綺麗な指先を保てています。
「私の足りないところを埋めようと、私の元に来てくれたマニキュアさんたち。ありがとう。」
感謝を込めて、手放します。