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大人になるということ
大学生であるわたしの、長いと思っていたはずの春休みもあっという間に半分が過ぎた。コロナ禍で緊急事態宣言が発令され、外出はなるべく自粛。実家暮らしに甘えているわたしは買い物に出掛ける必要もなく、生活圏は家のなか。ヘルスケアというアプリを覗いたら、昨日のウォーキング距離は0.2kmらしい。ダイエッターらしからぬ数字を叩き出していた…。
間違いなく運動不足ではあるものの、ずっと家にいて時間があるからこそできることもある。
大学2年生の春といえば、意識し始めるのは「就活」。自己分析をしたり、業界研究してみたり…まだまだ本番はこれからではあるが、就活をきっかけに過去の自分を見つめ、未来の自分を思い描く。自分自身にちゃんと向き合って考えなければいけない局面を迎えている。
自分のやりたいことって何だろう?
働くことで誰に貢献したいのか?
典型的な就活の問いを考えていくなかで
ひとつ浮かんだのは、
一度きりの人生だから、「仕事が何」とか「プライベートがどう」ということ以上に
人として素敵で、
自律した心を持った大人になりたい
そんなことを思うようになった。
この言葉だけでは就活から離れた、なんだか上辺だけの綺麗事に見えるかもしれないが、
内面に持っている考え方が未熟では、それが態度や行動にも自然と現れる。成人したといっても考え方や心はまだまだひよっこなハタチ。社会の荒波に揉まれても学び続けてたくましく成長するための基本姿勢を整えることがいまの自分に必要な気がしたのだ。
そこで意識したいはじめの一歩が、
自分も他人も否定しない ということ。
何か新しいことをしようと思い立っても、自分に自信が持てなくて諦めたことありませんか?
自分がやりたいことや好きなことを人に否定されてちょっと悲しかったことありませんか?
自己分析をするなかで、自分を否定して(=ネガティブになって)いいことはなかったし、他人からの否定に影響されすぎていいこともわたしにはありませんでした。
自分を否定することは、あるはずの可能性を潰すし、自信も余裕も奪っていく。
他人に否定されたら、普通に悲しいし、影響されやすければ自分の人生なのに従ってしまう。
自分と自分以外の人とは、どれだけ似ていようと、近くにいようと、環境が同じであろうと、考え方や心まで完全に同じではない。違っていて当たり前なのだから、否定しあって良いことなんてないと思うのです。
否定しないというのは、
自分を認めること。
他人も認めること。
嫉妬・イライラ・怒り・恨み・焦り…
人間誰しも醜い感情やその波があるからロボットのようにいつでも心が平穏なわけではない。
でも心の根底に「認める」意識があれば、少しだけ心にスペースができるのではないか
わたしから見て尊敬できる、素敵だと思う人はきっとこれができているんだろうなと思います。どこに行っても自分の軸がブレないし、話しても人を嫌な気持ちにさせることがない。
大人になったら、いつも自分で自分をコントロールするって当たり前にできなきゃいけないのかもしれないけど、人生いろいろあるから、難しいですよね。
否定しないこと。
まずはここから。
大人になる。
焦らず、とりあえずこれだけ心に刻んで、大切にしていきたいなと思うこの頃です。
sui.