【核】核禁止条約に加盟してはいけません。ノーベル平和賞は大したことない
被爆者団体がノーベル平和賞を取ったとのこと。
以前にもICANなどの核廃絶運動組織がノーベル平和賞を取ったことがある。
まずノーベル平和賞は中立ではない。
ノーベル平和賞はノルウェー・ノーベル委員会が受賞者を決める。
ノルウェー・ノーベル委員会はノルウェーの国会が委員を選出している。
ノルウェーは中立志向の強い国と言われるが、NATOにも入っており、完全な中立ではない。
ノーベル平和賞の受賞者を見ると、偏りがある。
たとえばアメリカの大統領が何度か受賞しているが、オバマ、カーターは民主党、さらに大統領ではないがアル・ゴア、ハルノートのコーデル・ハルも民主党の政治家である。
共和党ではキッシンジャーが受賞しているが、わりと融和派である。
オバマが平和に貢献しただろうか?
むしろ軟弱な姿勢で、情勢を悪化させた。
コーデル・ハルのハルノートは日本が受け入れないのはわかっていたはずだ。
韓国の金大中、パレスチナのアラファトも受賞している。
平和に貢献したか???
ノーベル平和賞とはこんなものだ。
ノルウェーの政治家が適当に選んでいる。
(言い過ぎかな)
思想がレフトに寄っているのは間違いない。
朝鮮半島は緊張状態が続き、パレスチナも落ち着かない。
ノーベル平和賞、必要ないとまでは言わないが、対象はきちんと選んだほうが良いだろう。
原爆の被爆者団体はいくつもある。何度か分裂しており、左翼系も多い。
ダボス会議(世界経済フォーラム)、国連も含めだが、全世界的な団体なのできちんとした団体と錯覚しがちだが、実は雑なところがある。
国連も先日、UNRWAの職員にテロ組織ハマスの幹部がいたと認めた。
国連は日本にもよく変な勧告を出してくるが、実態はこんなもの。いい加減なのだ。
それはさておき、核について。
報道によると被爆者団体や一部野党が核禁止条約の批准を求めたとか。
石破首相は蹴った。岸田前首相もこれは蹴っている。
当然である。
日本の周囲には危険な核保有国が3つある。
中国・ロシア・北朝鮮である。
日本に落とそうと思えばいつでも落とせる。
でも簡単にはできない。
日本のうしろにはアメリカがいるからだ。
もし日本に核を落とせばアメリカは何もしないわけにいかない。
そこで何もしなければアメリカの威信は激落ちであり、他の同盟国からの信頼を失う。
核を抑止できるものは核しかない。
アメリカの軍事力は世界一である。加えて核も持っている。
通常戦力のみなら核で吹き飛ばせば良いが、核を持っている相手に核攻撃をすれば核で報復される恐れがある。
ゆえに広島・長崎以降、3発目の核は落ちていない。
しかし近年、小型核が開発され、使い勝手が良くなった。
威力が破滅的すぎて事実上使えないと言われていた核だが、小型化によって威力が絞られたことにより、どこかで使われる可能性が上がっている。
ロシアは今のところ核を使っておらず、今後も核は使わないだろうと言われている。
何があるかはわからないが、ロシアが核を使えないのはアメリカ・イギリス等が核を保有しているからだ。
もしロシアがウクライナに核を落とせばアメリカやNATOの参戦を招く可能性が高い。
となればロシアに勝ち目はない。
アメリカ・NATO軍に核を使って排除すれば、アメリカやイギリスはロシアに核で報復するかもしれない。
ゆえに、ロシアは核を使わないだろうと言われる。
つまり、核によって核を抑止しているのだ。
核の抑止力を否定することはできない。
核を持たない日本は自衛隊に加え、アメリカの軍事力とアメリカの核によって今のところ守られている。
核禁止条約に加盟し、核の抑止力を否定し、核の廃絶を叫ぶことは、自国の防衛を危うくすることになるのだ。
石破首相、岸田前首相もこれをわかっているので核禁止条約への加盟は拒絶している。当然である。
左派野党に政権を渡してはならない理由がここにもある。
自民党はさすがに理解しているが、立憲民主党、共産党、社民党、れいわあたりは理解していない。
政権与党となれば官僚もおり、止めるとは思うが、左派野党にはファシズム的な要素もあり、危うい。
いかにして核を撃たれない体制を作るか。真剣に議論すべきだ。
ロシアは核を脅しに使い、中国は核を増やし、北朝鮮は核搭載可能なミサイルを飛ばしまくっている。
核保有国は
アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国、北朝鮮、インド、パキスタン。
ほぼ核保有国
イスラエル。
核保有寸前
イラン。
うち味方はアメリカ、イギリス、ちょっと怪しいフランス。イスラエルもこちらに入るだろう。
敵は中国、ロシア、北朝鮮、イラン。
どちらとも言えないインド、パキスタン。
これまでアメリカとロシアの核保有が同じくらいであったが、中国が急速に増やしており、アメリカ<中国・ロシアとなる。
核戦力に限定するとアメリカが劣勢になってしまうのだ。
この劣勢を挽回するにはアメリカが増やすか、イギリスが増やすか、インドを引き入れて増やすか、東アジアのめぼしい国が持つかである。
新たに核保有するのはかなり難しい。
内外から猛烈な反発を食らうので。
うまい方策がなかなかないのだが、核と真剣に向き合うときが来ている。
#核共有 #核廃絶