カビさせない!カメラのメンテナンス。
ちょっと仕事の負荷が多いとおざなりになるnoteです。
そんなに投稿してませんが、どちらかというと思いや自己紹介をここに書いてましたが、カメラ屋っぽい投稿をしておきますね!
長すぎた梅雨
6月に梅雨が始まり、空けるまでが随分と長くかかりました。
私がいる静岡では
7月は晴れ間を見てないんじゃないか?
っていうくらい悪天候続きでした。
そしたらつい先日、わが家で騒ぎがありまして…
「畳がカビてる!」
とのことでした。
普段使ってない部屋ならまだわかるのですが、いつも使うし子どもが毎日遊んでいる部屋で、例えば何かこぼして部分的にとかではなく、所々に万遍なくカビがでていました。
そこで冒頭に言いました悪天候を思い出しました。
・梅雨が長くて湿気が多すぎたこと
・太陽が出ない=暑くもならないのでエアコンを使わず除湿しなかったこと
これによりカビが発生したことに気づきました。
更に店では、裏に吊るしてあった(特に今年は集まりがないので)着る機会のなかったスーツもカビっぽくなっていたのでクリーニングに出しました。
カビとかウイルスには結構気は使うタイプなんですが、この有様。
今年はちょっと異常だなと感じました。
そして…
みんなのカメラやレンズが危ない!!
と感じています。
私は大丈夫、は本当?
私は常日頃からお客様に
「カメラは定期的に使ってください!
室内で適当にシャッター切ればいいし、
レンズはとにかく回る場所を回してください」
とお伝えしています。
理由は簡単…
カビるからです!!
っていうと数人に一人の方が
「私は防湿庫に入れているから大丈夫」
という返事がきます!
すみません、それ間違いです!!!!
もうこの仕事をしてからどれだけ防湿庫に入れたままカビたレンズを見てきたことか…。
そして何度
「なんで防湿庫に入れてるのカビるんだ!」
と怒られたことか。
まず怒っても私のせいじゃないですよ、が本音ですが…
それは火に油ってやつなのでグッとこらえますw
なぜカビるのか
防湿庫というのは湿度と温度を一定に保ち、カメラやレンズをカビやクモリから守るものだと認知されていると思います。
それ自体は間違っていません。
ただ、レンズの中には空気が入っております。
レンズを回すことによりその空気が入れ替わります。
では回さずにレンズを置いておくとどうなるか…
中に入った空気がそのままになり、その中には水分や菌、ホコリが一定量入っております。そこで固定されることにより菌が定着し繁殖するという事です。
防湿庫には殺菌や滅菌機能はありません!
なのでその中でもカビは生えるのです!!
※防湿庫は意味がないという事ではありません。適切に保存していくなら防湿庫に入れるのが一番です。特にクモリに対しては有効です。
してほしいメンテナンス
やって欲しいことは先述の通りです!
・定期的、できれば月に1回
・防湿庫やドライボックスから“全て”の機材を出し
・シャッターを切ったり、回るところは全部回してください!!
人間の体も使わないところは動かなくなるわけで
カメラも同じように体操をしてあげてください!!
以上!
カメラ屋からのカメラ機材を長く持たせる方法でした。
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