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夫婦関係の危機だったのでゲイバーにいったりプロレスをしたりした話
ありがたいことに、夫とは仲が良いと思う。
現在は子どももうまれて、バタバタしながらも楽しく生活している。
しかし、いつも仲が良かったわけではない。
過去に本気でヤバかったことがある。
●夫婦危機のきっかけ
きっかけは、子どもが欲しくなったことからだった。
(⚠ここらから若干の下ネタを含みます!ご注意を!!)
そして、子どもをつくることについて話し合い、挑んだのだがなかなか授からなかった。
また、過去に流産したこともあるので私はかなり焦りが出ていた。
この時期には、夫と私の気持ちにもかなり温度差があったんだと思う。
そしてある夜、拒否された。
初めての拒否である。猛烈に動揺した私は「え?なんで?どういうこと!?」とかなり問い詰めてしまった。
夫はただ「ごめん」と繰り返すだけだった。
それから私たちの関係はギクシャクし始めた。
週末にはかならず一緒に出かけていたのに、夫は私を避けるように一人で部屋にこもったりしていた。
生活に大きな影響を及ぼし始めていたのである!!
●ギクシャクな時期
セックスレス解消必勝法として「ニンニク料理、アボガドなど、精のつくものを毎日食べさせる」などが挙げられることがあるが、これはまったく見当違いだった。
これは性欲の問題ではなく、人間関係の問題である。
相手を大切に思う心を失えば、関係は悪くなる。
そのことに気づいた私は、最初に自分の気持ちを整えるため、今までと違った行動をとることにした。
●ゲイバーへGO
夫は部屋にこもっていて「近づくなオーラ」を出しているので私は私でやりたいことをやることにした。
まず、前から行きたかったゲイバーに行くことにした。
これがめちゃくちゃ楽しかった!!
本当にお店の方たちは聞き上手で色んな悩みを吐き出せた。
そこで「やりたいことをとことんやっちゃいなさいよ〜」と言われて、やりたいことをヒヤリングしてもらってプロレスをすることになったのだった。
私はプロレス観戦が好きなのだが、お店で話しているうちに「コーナーポストから飛んでみたい」という気持ちになったのだ。
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●プロレスをする
プロレスをすると言っても、プロレス道場でレッスンをするという感じだ。
深夜のテンションで、レスラーがレッスンをしてくれるというところをネット予約した。
お酒の入ったテンションは恐ろしい。
そして、約束の日になったが冷静な頭で考えると、「何をやっているんだ…私ってやつは…」とも思ったが予約をとったので行かなければならない。
ということでガタガタ震えながら行ったら…これもまためちゃくちゃ楽しかったのだ!!
まず受け身の練習から入ったのだが、私はプロレスが好きなので、「好きな選手もこの練習してるんだろうなぁ」と考えるとテンションが上がった。
また、ロープワーク(リングの四方に張られたロープに向かって走り、背中からロープに当たり、そのバウンドを利用して走ること)をしたのだが、センスが良いとほめられた。
あっという間にレッスンの1時間が終わってしまったのだが、先生が「何かやりたいことはありますか?」と聞いてくれて「コーナーポストから飛びたいです」と言ったところ、飛ばせてもらえた。
飛んだとき、なんだかすごい達成感だった。
夢が叶ったのだー!!
その後、1人でやりたいことを考えると気持ちにも余裕が出てきて、夫の好きなお菓子を買って帰る余裕も出てきた。
●このネタがまさかの夫婦の関係に良い変化をもたらすとは
夫にプロレスのレッスンをしたことを夫に話したところ食いついてくれた。
というのも、私がプロレスを好きになったきっかけは夫なので、夫もプロレスが大好きだからだ。
私が「コーナーポストから飛んできた」という話から、少しずつ会話がうまれ、その日は久しぶりに仲良くできた。
そしたら、子どもがきてくれたのだ!!すごい。
●この経験からの学び
ごく単純なことだが、夫婦生活が辛くなるの原因は結婚生活という「日常」に流され、人間関係の基本を忘れてしまうことにあると思った。
だからこそ私は非日常を体験することにしたのだが、それは正しかったようだ。
私は、夫婦のあいだに恋愛感情が消えても終わることはないが、尊敬の念がなくなれば確実に終わると思っている。
「夫婦」という関係に甘んじることなく、相手を敬う気持ちを持ち、それを示し続けなければ、良好な関係を保つことはできないだろう。
初心を忘れそうになると、いつもあのツラかった日々を思い出している。
そして、たまに夫の好きな食べ物を買って帰っている。
(実は、妊娠中にコロナになって絶望したりするのだが、違うnoteに書いてあるので読んでいただけたら嬉しいです↓)
読んでいただきありがとうございました!
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