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チョウセンシャ モトム
「tote ドコニデモ」
一風変わったネーミング
なぜか、どうしても作りたくてたまらなかったバッグ。
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形としては、
どこにでもあるバッグ
どこかのノベルティグッズとして
どこかのやわやわな生地として
どこかのエコバッグとして
どこかで見たことがあるカタチ
これはいわばフツウのバッグなのか?
だとしたら、僕も作りたくなるのが必然な気もする。
どこにでもあるバッグだけど、少し僕なりの解釈を加えてカタチになりました。(販売はまだできないケド)
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まずはやはりこの床革についての説明は必須となりますが、
文章で分かりやすく説明するのは難しい。
簡単にいうと、
・廃棄されることの多い革
・表面のない革
・繊維が粗く耐久性が低い
・ボソボソが出る
簡単に言えてない。
メリットとしては、
・安価である
・素朴&表情の面白さ
まぁ、通常使用する用途としてはサンプルを作ったり、芯材としての利用ぐらいなもので、廃棄されることが多いのも致しかたない素材。
特に厚みが薄くなればなるほど、繊維の詰まりがゆるい部分(お腹あたりとか)はもう本当どう活かしてやれば良いかというところ。
床革について詳しく知りたい方はネット上に溢れているので、チェックしてみてくださいませ。
もちろんSugiS店舗にお越しいただければ実際の革を見て触って嗅いでいただきながら張り切って説明させていただきます。
じゃあ、どうしてその素材を使うのか。
唯一無二の雰囲気で手に取りやすい金額、かつアップサイクルとしての動き。
まぁ、「もったいない」ということに尽きます。
僕はこうやって革のおかげ、果ては牛のおかげで食べさせてもらっているので、無駄にすることはできない。
これまであまり価値が高くないものに新たな価値を加えて、かつ良いな、使いたいなと思っていただけた方に手に取りやすくすることができるなんて良いことしかないと思っています。
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床革は一般的には強度が弱い素材ではありますが、やはり床革にも色々な種類、厚みがあり、SugiSで使用しているモノは繊維の詰まりが良く、厚みもしっかりと見極めて製作しています。(とにかく丈夫になるように)
表、裏とも使い始めはスムーズな触り心地になるようしっかりと処理はしたものの、やはりこの革本来の特性であるガシガシ感が残り、使えば使うほど毛羽もたってくる、柔らかくもなるし、初めの色からはかなり濃くなる変化ある。
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どこにでもあるけど、どこにでもない
唯一無二のバッグ
持つ人も選ぶし
使っていける人も選ぶ
でも、なぜかどうしても作りたかった。
このカタチにはこの床革を使いたかった。
ただ、実際に使ってみて果たして僕の選定した作り、厚み、素材選びであなたの日々使うバッグとして長く使えるモノになっているかは、
まだ確証がない。
だから、誰か使ってみてくれません?
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条件なんて堅苦しいことじゃなく、
・日々使うバッグとして使用してくれる(エコバッグとしてなども○)
・ガンガン使ってくれる
・お店に取りに来れる方
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挑戦者モトム。