からだとのおしゃべり

この夏、4年ぶりくらいに喘息になっていました。他にも、こまごまとした症状がいろいろと。そんなふうに体調を崩すのは久しぶりだったので、とりあえず10日ほど断食しながら、「どうしたのかな」と自分の心・体に問いかけていました。そしたらすごくたくさんのことを訴えられてる感じがあったので、長い時間をかけて、自分からの声を聴いていました。

途中から、昔の記憶もよみがえってきて、なんだか懐かしいような気持ちにもなりました。

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喘息が重かったのは、10代前半くらいの頃。特に夜は激しく咳き込むので、寝ている人の迷惑にならぬよう、ひとりで誰もいない部屋に行き、本を読んだりして夜を明かしました(横になると苦しくて眠れる状態じゃなかったので)。とても苦しかったけれど、わたしはその時間が嫌いじゃありませんでした。そのときばかりは自分が自分のすぐ側にいて、いつもは置いてけぼりにしがちな自分の心と体を、大切にできるような気がしたからです。

そうはいっても周りの人は心配するので、一度だけ病院に行ったことがあります。「入院したほうがいい」と言われましたが、もう少し、自分で自分のからだとおしゃべりしたいと思ったから断りました。次の日の朝、前日病院で飲んだ薬を吐きました。普段吐くことなんてほとんどなかったので、これも体からのメッセージかもしれないと思いました。以来ずっと病院には行かず薬も飲んでいないけど、喘息は自然と出てこなくなりました。

すると今度は入れ替わるように妹が病気になって、そのまま死んでいきました。もしかすると私の病を代わりに引き受けてくれたのかもしれません。

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それから7年ちょっと。ずっと逃げてきた実家に、思いきって1度帰って再び飛び出すという過程を経て、ようやく本当に自由になり始めたところだったけど(だから、家族には本当に感謝しています)、この夏の久しぶりの喘息が一度わたしを立ち止まらせてくれました。

自分と対話するうちに、どんどん体のちからが抜けて、心と体が軽くなっていく感覚がありました。まだまだ、必要以上に背負い込んでいたものが、いっぱいあったんだなぁ、と。同時に、これまで自分がいかに体の声を無視して、無理して突っ走って来たかに気がつきました。

思えばこんなふうに長い時間をかけて自分からの声を聴いたのは、今回が初めてかもしれません。おかげで(?)、それまで私にずっとつきまってきた罪悪感とか生きてることへの後ろめたさのようなものから解放されて、楽に自然に生きることができるようになってきている感じがします✨
これからは、不調として体が訴えてくるより前に、心と体の声に丁寧に耳を傾けて、大切にケアできるようでありたいです。自分の体に、もっと感謝したいです。

これを読んでくださった方も、何か不調があったときには、「どうしたのかな?」って自分に聴いてあげたら、何か応えてもらえるかもしれません☺楽しみですね。


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