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感性の解放と右脳的喜び!

自分の機微を開放する100日ドリル 27



さて、今日も書いてみよう。

昨日は智頭図書館で催された「戯曲を読む」ワークショップへ出かけた。もう何年もお芝居を見に行っていないけど、学生時代は文化祭の出し物の脚本演出して演じたこともあったし、劇団のお手伝いに行ったりしていたことを思い出す。
今年6月にも「老いと演劇のワークショップ」に参加し、演劇的アプローチのおもしろさをもっと体験したいと思った。

初対面の人間が円を作って椅子に腰かけ、今からどんなことをするのかさせられるのか、みんな少し緊張の面持ちの中「シアターゲーム」で幕開け。
「シアターゲーム」とは演劇の稽古や、最近ではビジネスシーンのアイスブレイクにも活用されるらしく、身体をほぐし・気持ちをほぐし・その場の一体感を高めるコミュニケーションであり、集中力と創造力を高めて人前でパフォーマンスすることに対する精神力を自然に解放してくれるエクササイズだ。
難易度も様々に用意されているのだろうけど、今回は小さな子でも楽しめそうなとっても簡単で、それでいて身体も心も楽しく温まり、あっという間にその場にいる人たちへの安心感が生まれるゲームだった。
掛け声とともに拍手を隣の人に回してゆく。まずは左回り。そして右回り。だんだんスピードを上げたり、ランダムな方向へ投げてみたりと少しずつ難しくなっていき、失敗したりして自然と笑みがこぼれる…みたいな。

以前参加した「老いと演劇のワークショップ」でも体感したが、このシアターゲームの効果に感動する。ほんとうに、自然に、「身体をほぐし・気持ちをほぐし・その場の一体感を高めるコミュニケーションであり、集中力と創造力を高めて人前でパフォーマンスすることに対する精神力を自然に解放してくれるエクササイズ」だなーって!

この後の戯曲読み、3本の演劇のワンシーンを切り取りセリフを声に出したり言葉を味わったりということになるわけだけども、お芝居を面白く成り立たせるためのセリフの役割であるとか、言葉に感情をどのように込めていくのかという演劇人の丁寧な解説と指導に、自然に気持ちが乗っていく。
恥ずかしさや、失敗への恐れ、的外れな感想を言っているのではないかという不安、とかがほとんどなかった。
これは講師の中島諒人さん(老いと演劇のワークショップでは菅原直樹さん)の持つ技術なのだろうけど、シアターゲームでウォーミングアップし、その後のセリフを言ったり演じたりという行為においての「自分の持つクリエイティビティへの解放?信頼?」を自然な流れで起こさせるこの演劇的アプローチに感動なのです。再び味わえて嬉しかった!

昨日の記事に書いた「Nonviolent Communication」のワークにも通ずる、感情や感覚の扱い方、の学びの別アプローチとも思った。
演劇アプローチのおもしろさを体感した私は、臨床心理学から生まれたNVCは学問的で学びの要素が大きい、知的な好奇心から興味を持ったのかな、と、そう感じた。今日の演劇ワークショップで得た体感はもう少し感性的で、なんだろ、右脳的って言うのかな?そういう喜びが大きかった感じがする。

…大人になったら、知性的な「学び」の方が手を出しやすいんかな、って思た。NVCに関しても、「子どもや夫との関係性をもっとやわらかいものにしたい」「そのために自分の感情や相手の感情を感じることを学びたい」私はそういう動機だし、他の参加者もそんな動機の方が多いんかな、と感じた。
でも、感性や右脳的な表現については、私は苦手、とか、よくわからない、とか実践的でない、関係ない。そんな感覚の大人も多いのかなとも思った。

でも、知性も感性も、左脳的なことも右脳的な喜びも、バランスよく味わっていきたいな。どのひとにも、両方とも備わっていて、素晴らしい能力で、そこにあるのだから、解放させるだけなのかな。

そして私は右脳的で感性的な人間でいたいという願望が強いようだ。願望であることを自覚したら、「もうそこにあるのだから、解放させるだけなのかな」って自分に言う。

おしまい。8時!


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