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腸活の前に。腸内細菌ってなに?
よく耳にすると思います。
腸活。
健康や美容にいいと。
ですがそもそも。
腸内細菌って何?
そんなわけで腸内細菌について書いてみます。
我々の◯割は細菌
なんとも捉えられる見出しです。
実は我々の9割は細菌であると言われてます。
というかそういう名前の書籍があるくらいです。
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我々の小腸〜大腸の粘膜には100兆個もの細菌が棲みついています
それを腸内細菌叢と呼ぶのですがその並びがお花畑に見えることから腸内フローラと呼ばれます。
腸内細菌の内訳
種類はたくさんあります。
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大きく分けるとこうなります
①生体にとって有益な乳酸菌(善玉菌)
②毒素で害を及ぼす有害菌(悪玉菌)
③どちらでもない日和見菌
こうなります。
よく耳にするのは乳酸菌ですね。
某プロ野球の球団を持つあの会社で耳にしますね。
「乳酸桿菌」「ビフィズス菌」は糖質や胃腸で分解できない食物繊維を代謝して乳酸や酢酸を作り、腸内を酸性に保ってくれるので不要な有害菌をやっつけてくれます。
腸内細菌の主な働き
善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが正常であれば。。。
①代謝の過程でビタミンB群やビタミンKを作ります。
ミトコンドリア機能を高めてくれますね。
②腸のエネルギー源になる
先ほど挙げた乳酸や酢酸などの有機酸を大腸の細胞が取り込んでエネルギーになります。
③免疫をコントロール
これはなんとなく聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
先ほど挙げた有機酸が免疫を正常化に働かせます。また大腸の栄養になる酪酸は過剰な免疫反応を抑えるので花粉症にも良いですね。
④セロトニンの分泌量を調整
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン。セロトニンは胃や腸の粘膜で合成され、腸内に9割が存在し、蠕動運動に影響します。
このような重要な役割があります。
バランスが乱れると・・・
いろんな要素があると思います。
その一例として抗菌薬の使用が多くなってきた昨今。
仮に有害な菌が増えたり、日和見菌の増殖による日和見感染など免疫力の低下のリスクも増えます。
他にも以下のことが挙げられます。
腸の疾患
過敏性腸症候群や炎症性の腸の疾患になることも。
免疫系の疾患
腸内細菌の免疫抑制が働かず、免疫の過剰暴走を招く。
花粉症などのアレルギー症状
他にも肥満や糖尿病、動脈硬化、肝臓、腎臓の疾患など全身疾患との関連も考えられます。
まとめ
・腸内細菌は100兆個
・バランスが大切
・正常に機能させることが大切
常日頃から腸内細菌のバランスを乱さないようにしておきたいですね。
サプリメントでも小腸の栄養グルタミン、大腸の栄養酪酸などの摂取はオススメですね。