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75*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび)
無事にクロちゃんの去勢手術は終わった。夕方むかえにいくと、想像していたよりは、しゃんとしていた。病院に連れていくときの車の中では、いつもとなにかが違うと察したらしく、ずっと大音量で鳴いていたのだが。
家に帰ると、きびちゃんの鳴き声もいつになく大音量だった。いつなんどきも、クロちゃんと一緒だから、さみしかったのだろう。しかし、クロちゃんの歩きかたが痛々しい。後ろ足だけがモデル歩きになっている。麻酔の関係なのか、目もすわっていてあまり見えてないようだった。
それでも、クロちゃんがいつも執着する歯の汚れをとるという触れ込みのおやつを冷蔵庫から出そうとすると、クロきびはいつもどおり池の鯉のように寄って来て、口をぱくぱくみゃあみゃあくれくれ鳴いてくる。昨日から、手持ちのデンタルおやつ全種類の大盤振る舞いをしている。
ふと見ると、昨日まであんなにふんわり毛に覆われてかわいらしかったクロちゃんの袋が剃毛されて小さくなっている。病院で、なんの前置きもなく摘出物を見せられた衝撃を思い出す。一瞬なにがなんだかわからなかったし、詳しく見る勇気はなかった。白くて柿の種(おかきじゃなくて果物のほう)みたいなものが二つ見えた。ここから先は韻を踏みます。まじ動転そら曇天てに寒天おれバック転ねこ反転ひび仰天いつ逆転(ふざけてません)
翌日↑ふつうに激しく遊んでおります
なかよくごはん↑