74*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび)
明日はクロちゃんの去勢をする日で、気が重い。今夜十時以降は絶食で、明日の朝七時以降は水もだめ。このことも気が重い。朝一番でごはんというのが定着しているので、クロちゃんは鳴いてしまうだろうな。。身支度をこっそりすませて、すばやくキャリーケースにクロちゃんを入れ、きびちゃんだけに、ごはんを置いて病院へ、と段取りを頭の中で繰り返す。
ここまで書いて、浅い眠りの中でみた夢。高いところから、黒いパイプの柵のようなものに飛び移ろうか、ためらっている。どうみても柵は不安定。という短い夢。黒いパイプがつやつやと新しくリアルだった。クロちゃんの去勢に一抹の後ろめたさが、あるせいなのかもしれない。クロちゃんは6ヶ月歳で、人間だと9歳だそう。よけい罪深い気がしてきた。
気持ちを落ちつかせるために大島弓子さんの『キャットニップ』を読み返す。長生きする猫も、大島さんに看取られていく猫もたくさん出てくる。やはり野良の猫たちは短命なんである。大島さんの「だけど猫はみんな飼い猫であるべきだとわたしは思う なにかと規制される飼い猫ではあるけれどあったかくして充分食べてノンキに暮らしてほしい」という一文が猫を飼ってないときから好きだ。
つやっつやのクロちゃん↑
きびっきびのきびちゃん↑