87*ごめん、いま猫でいそがしい(クロきび)
思いつくかぎりのやりたい放題をしたあとの、クロきびのお互いを同志と認める態度は、猫のあいさつと言われている鼻と鼻をくっつけあう鼻チュウが、まるでハイタッチのごとし。しっぽの毛を最大限に毛羽立たせ、背中を丸めた臨戦態勢でも、その後は鼻チュウで、ダチョウ倶楽部の鉄板ネタなみで驚く。もともと私は小さなことにいちいち驚くタイプではあるが、猫と暮らすと予想外の連続だ。
今朝も早起きして、クロきびにごはん、猫トイレの掃除のあと、どうにも眠く、少しだけ二階で二度寝することにした。すると、どすんと大きな音がした。まさかと思ってしばらく横になっていたが、気になって様子を見にいく。クロちゃんと二階の廊下で鉢あわせた。クロちゃんは驚いて一目散に階段を降りていく。しかし、一体どうやって? 階段へのルートは手製の扉でふさいでいるにもかかわらず。。その謎のルートが知りたくて、クロちゃんを泳がせてみるが、私がいるとチャレンジしない。
しかたなく、三畳のクロきび部屋で留守番してもらうことにした。仕事のあと、知り合いがオープンしたリンパマッサージのサロンにお祝いを兼ねて行くことになっているので、その前にごはんをあげに帰って、という段取り通り、一度家に帰った。すると、クロちゃんがクロきび部屋から脱出していた。クロきび部屋は引き戸とルーバーでふさいでいるにもかかわらず。。ただし、なにかのときに取り外せるようにルーバーはかっちり止めてなかったから、力まかせに抜け出そうしたら隙き間が広がって抜け出せたのだろう。
↑私の詰めの甘さをことごとく打ち破るクロちゃん
↑そしていつかは自分もと、虎視眈々と狙っているきびちゃん