パール兄弟/TRON岬~隠れ名曲、名演コレクション。
昨日スターダスト・レビューを紹介したので、今日は三谷泰弘さんがコーラスで参加し、コーラス・アレンジも担当したパール兄弟の「TRON岬」を取り上げてみます。
初期のパール兄弟を大好きだったり、詳しい人が私の周りには割といるはずなので、取り上げるのにはちょっと慎重になってしまいますが。。
・パール兄弟『PEARLTRON』(UPCH-20070//ユニバーサルミュージック)
「TRON岬」収録アルバム。画像をタップすると、パール兄弟「TRON岬」を聴くことができます。
彼らのファースト・アルバム・アルバム『未来はパール』も最高で、このアルバム『PEARLTRON』もなんですが、名曲目白押しなんですよ。
個人的に大好きな「バカヤロウは愛の言葉」や「快楽の季節」を紹介すべきか?とも思ったのですが、参加しているメンバーが豪華で、しかも楽曲としても大好きな「TRON岬」としました。
「TRON岬」のキーボードはハモンド・オルガンが清水信之さん、エレクトリック・ピアノが当時PSY・Sの松浦雅也さんに、先程書いたように当時スターダスト・レビューの三谷泰弘さんといった顔ぶれですよ。
ちなみにパール兄弟の窪田晴男さんと三谷さんは人種熱というバンドのメンバーだったのです。
このアルバムのプロモーションの一環で「シンプジャーナル」で窪田さんと三谷さんは対談をしていますね。
・「シンプジャーナル ベストセレクション '80s」(自由国民社)
窪田晴男・三谷泰弘の対談を再録。
画像をタップすると、GO→ST交遊録~esq(三谷泰弘)編を読むことができます。
「シンプジャーナル」の記事によると、三谷さんと面識がなかったパール兄弟のサエキけんぞうさんと、プロデューサーでムーンライダーズの岡田徹さんは「三谷さんこないなぁ」と思っていたとか。実際には三谷さんは既にスタジオにいて、「あの人はきっと角川(書店)の人だろう」と思われていたとか。
・サエキけんぞう「This is サエキングダム」(白夜書房)
サエキけんぞう、初のタレント本。ハルメンズ~パール兄弟など、サエキけんぞうのバンド遍歴などを詳細に。
画像をタップすると、パール兄弟「TRON岬」のライヴ映像を見ることができます。
『PEARLTRON』は今聴き直すと、ホントにいい曲が多いです。
『未来はパール』は勢いというか、バンドとしての野蛮な部分がまだ残っている感じがしますが、『PEARLTRON』はコーラスや編曲が更に複雑化した分、より洗練されたように思うんですよね。
例えば、「未来はGO NEXT」の当時PSY・Sの安則CHAKAまみさんのコーラスのワクワク感はPSY・Sにもなかなかないですよね。
「風にさようなら」は楠瀬誠志郎さんと向井寛さんなどが参加していますが、お二方は杉真理さんのコーラスを長年やっていましたね(このお二方にBOXの小室和幸さんを加えるとセイル・アウェイを名乗っていました)。
パール兄弟は演奏の上手さとサエキけんぞうさんの歌詞で注目されていましたが、サエキさんのヴォーカルはもっと評価されるべきだと思います。
ライヴを何度も観ていますが、歌詞がちゃんと伝わりますし、細かいニュアンスまで表現されていることを強調しておきます。お世辞じゃなくて。
今日は激動の一日だったので、更新時間が遅れてしまって申し訳ないです。明日はもう少し早く更新したいですね。
取り上げる曲は決まってませんが、明日も隠れ名曲、名演コレクションをやりたいと考えています。
ではまたー。
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