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My Favorite Best Album〜平山みき『ビヨンド〜平山みき オール・タイム・ベスト』

 平山みきさんといえば、筒美京平さん作品の歌い手として知られていますよね。
まず代表曲の「真夏の出来事」や「真夜中のエンジェル・ベイビー」に「マンダリン・パレス」辺りが思い浮かびます。
ちなみに私は廃盤ブームのきっかけみたいな楽曲として「真夏の出来事」が取り上げられたのがきっかけで平山さんのことを認識した記憶がありますね。
じゃ、行ってみよー。

・平山みき『ビヨンド〜平山みき オール・タイム・ベスト』(COCP-38267/コロムビア)

 廃盤ブームというのは1980年前後だったかな?
そもそもテレビ番組がきっかけで、中古レコードがそれまで一部の好事家の間だけで高額で取引されていたのが、ごく一部の商品ですがプレミア価格で取引されることになるきっかけでした。
テレビやラジオ番組だけではなく、それらが広まっていくのに貢献したのは「FOREVER MAGAZINE」や「REMEMBER」などの音楽系ミニコミ誌だったと推測してます。
特に「REMEMBER」の創刊号の表紙と特集が平山三紀(みき)さんだったのはその象徴だった、とも。

 リアルタイムで平山さんの楽曲を聴いたのは「マンダリン・パレス」からだったんですが、その前に近田春夫&ハルヲフォンのアルバム『電撃的東京』で「真夜中のエンジェル・ベイビー」は知っていました。
アルバム全曲がメチャクチャ格好いいアルバムとして認識していたので、平山さんや郷ひろみさん、勿論筒美京平さんを意識するようになったわけですよ。
近田さんファンになってから、平山さんの『鬼ヶ島』にたどり着くのにはさほど時間がかかってないですし、平山さんは遠藤賢司さんともコラボレートしたこともあってより注目するようになりました。
 
 1980年代半ばにはビブラトーンズ〜PINKのファンでもありましたから、この辺の繋がりが一気に押し寄せてきたわけです。
そんな頃受験、大学入学で土日は神保町に通っていて、歌謡ミニコミ誌やCDを買い漁っていたわけなんですが、今はオンライン上に移してやってることが一緒なわけです(苦笑)。

 平山さんや筒美さんと太田裕美さんや岩崎宏美さんがCDにメディアが変わったことで一気に繋がっていったのでした。
20世紀の終わりから21世紀の初めはこれまでの蓄積がより肉体化したと実感する日々だった、とも。
ソフト・ロック〜喫茶ロック〜テクノ歌謡〜シティ・ポップと呼び方は変化しても、実は根本に流れる部分は一緒だと伝えたくてnoteを続けていることをここで強調しておきます。

 大好きな「マンダリン・パレス」の1989年のライヴ映像、しかも会場は日清パワーステーション(!)を発見したので見ていただきます。

 素晴らしい。
ちなみにこのCDにはレコード会社横断で、オリジナル音源が収録されています。
平山さんは再録音されることがあったりするので、これはかなり貴重なわけです。
シングル曲のみならずビブラトーンズが演奏した「鬼ヶ島」まで入ってますから、かなりのお得盤だと聴きながら感動しちゃうわけですよ。

 今回は触れられないのですが、平山さんは「真夏の出来事」をCDシングルで再録音して発売しているんですが、編曲は安部OHJI隆雄さんだったんですよ。
それを持っていて探しましたが見つからなかったというのが今回のオチになります。
見つかったら記事にしますので、お待ちください。

 ではまたー。

 

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