獲物の分け前~サンハウス『クレイジー・ダイヤモンズ」』編。
サンハウスが1983年に再結成した時のライヴ盤です。
初CD化である1990年盤を持っていますが、あまりに聴きすぎて盤質がよくなかったのと、この紙ジャケット盤は20曲入りで完全収録盤ということで探していたんですよねー。
とりあえず1990年盤は時々ネット通販サイトに出品されていて、つい最近にも帯付で定価以下で出品されたのを見かけたのでした。
財布の中身と相談して悩んでいたら、売れてしまったというよくある結末が待っていました。。
気落ちして別のサイトを見ていたら、なんと紙ジャケット盤が定価に近い値段で普通に売ってました。
マジかーと思いながら購入してみたら、届いたのは今日の午前中だったのでした。嬉しい。
じゃ、行ってみよー。
・サンハウス『クレイジー・ダイヤモンズ』(NCS-10161~2/ビクター タワーレコード)
これ、ビクターから出されたものだと思い込んでいましたが、実はタワーレコード企画(だよね)の「ビクター・ビンテージ・ロック~日本のロック名作選~」シリーズからだったんですね。気づくの遅すぎ。。
ちなみに『THE COVER SPECIAL』も同じシリーズでした。
一応記事を貼っておきますか。
そういえばこのアルバムの冒頭部分は柴山俊之UNITによる演奏でした。
しかもベースは奈良俊博さんですからね。うーむ。
サンハウスの1983年の再結成に参加したメンバーですが、ヴォーカルは柴山俊之さん。ギターは鮎川誠さん。ベースは奈良さんですが、この頃はEXというバンドをやっていて、松田優作さんのライヴのサポートをやっていたわけですから、ビクターと関係があった時期なのかな?もしかしたら少し前かもしれませんが。
ドラムスは浦田賢一さん。浦田さんはサンハウス脱退後、ショットガンを経て、俳優をやりつつ海援隊のサポート・ドラマーでもありました。
ちなみにサンハウスと唯一交流があった博多のフォーク・グループが海援隊だったとのことです。
そういえば浦田さんの本「ROLL」について以前取り上げましたことがあります。
・「記憶の記録 LIBRARY VOL.3 featuring 鮎川誠」
鮎川さんのロックとの出会い~バンド活動初期のエピソードなど内容充実のフリーマガジン。
若き日の鮎川さんと浦田さんが肩を組んで歩く写真や、末期サンハウス(柴山さん、鮎川さんに川嶋一秀さん、浅田孟さん、坂東よしひでさん)のアーティスト写真を掲載。
ちなみにこのCDの解説は「ミュージック・ステディ」の初代編集長、市川清事情さんですね。
ちなみに私が高校生の頃、再結成サンハウスのライヴ・レポートを読んだのは「ミュージック・ステディ」で柴山さんと鮎川さんの姿に感動したのを覚えています。
この日、ARBとルースターズが対バンだったのを知ったのもステディでした、そういえば。
このアルバムにはサンハウスのライヴの定番曲だった「キングスネークブルース」や「レモンティー」はもちろん、シーナ&ロケッツによってスタンダードになった「ビールス・カプセル」等々収録されています。
鮎川さんの『クール・ソロ』や『ロケット・サイズ』と重複している曲も多いので、柴山さんと鮎川さんのヴォーカルを比べるのもありですね。
今日聴いていて驚きだったのは奈良さんのベースの音がEXでのプレイを彷彿させるものがあったことです。意外でしたね。
近年参加しているギターの篠山哲雄さんと鬼平こと坂田紳一さんが不参加なので、近年のライヴを聴き慣れた私にはかなり新鮮です。
というか、長い期間聴いていたのはこの再結成時期なので、そう思えるのが不思議です。
サンハウス~シーナ&ロケッツのCDを聴く機会は少なくないのですが、間を空けると印書もかなり変わってしまうことが新鮮でした。今日はこんなところで。
ではまたー。