キング・オブ・ワルツ/デイト・オブ・バース~大好きなベスト・アルバム・コレクション。
時々、一番好きなバンドは?と尋ねられますが、そういう時はジャック達と直美ズと答えるようにしています。理由はもちろんGO→STからCDをリリースしているからです(好きなバンドじゃなければ色々と続いてません)。
そう答えると、それ以外では?と大体尋ねられるので、その時には「デイト・オブ・バース!」と答えてますね。
彼らにはヒット曲(「YOU ARE MY SECRET」)があって、名前は多分知っているだろうし、アルバムを熱心に聴いている可能性は低いと見通しての答えなんです。
自分でも性格悪いなーと思います。。
ちなみに彼らの名前を知ったのは伊藤銀次さんのインタビューでした。
「ミュージック・ステディ」の別冊「FILE」での追加分のインタビューでして、その発言を引用すると「博多のデイト・オブ・バースというバンド、すごいですよ。トレヴァー・ホーン、バグルス、10CCなどに影響されたグループですけど、素晴らしいアイディアの音楽です(以下略)」と好きなミュージシャンが言っているなら、というので買ったのがポートレートから出ていた10inchの赤いアルバム・ジャケット『Mind Control』でした。
PSY・Sや鈴木さえ子さんみたいな音楽を期待していたので、ちょっといい曲もあるけど、矢野顕子さんっぽい曲があったりして、これは何かちょっと違うなというのが正直な感想でしたね。
そのほんの少し後、小西康陽さん(YOUNG ODEON)や和久井光司さん(SCREEN)が入った『別天地』(エピック・ソニー)に重藤功さん名義で参加していたのを知ったのはムーンライダーズが表紙の「Chart」という雑誌でした。ちなみに「Chart」が発展して「POP IND'S」になったことをここで付け加えておきます。
でも、この時点ではまだ『別天地』を買うまでは至らず、デイト・オブ・バースについては数年間知識が更新されませんでした。
数年後、テレビ・ドラマを見ていたらデイト・オブ・バースの曲に似てるなーという曲が流れてきました。
「悪女(わる)」というドラマでした。石田ひかりさんと渡辺満里奈さん、倍賞美津子さんに高品格さんが出ていたのかな?
毎週見ていると、やっぱりデイト・オブ・バースだったと。その曲が「思い出の瞳」で、昔気に入った曲なのでした。
その直後にはドラマ「あなただけ見えない」の主題歌に「YOU ARE MY SECRET」が使われて、しかもアルバム・ジャケットが横尾忠則さん!ということでアルバムを購入してますね。
でも、ライヴに行くほどではなかったのでした(後々、そのことでメチャクチャ後悔するとは知らなかった私です)。
一気に人気が出てしまったバンドの宿命で数年後には彼らのアルバムが安価で取引されるようになりました。
当時行きつけの中野ブロードウェイにあったレコミンツで、彼らのベスト盤やアルバム『フォークソング』がとにかく安い!
なんとなく並んでいる全ての作品を購入した私です。5、6枚買っても2000円しなかったのでした。。
帰宅してベスト・アルバム『キング・オブ・ワルツ』を聴いたら、それまでつながらなかった糸がようやくつながったのです。初めて彼らのレコード買ってから10年以上経っていました。
「思い出の瞳」や「YOU ARE MY SECRET」と同じくらいに衝撃だったのは「Daisy Chain」(元々は『グレイテスト・ヒッツ1989~1999』収録曲)でしたね。
間奏でのギターとパーカッションの絡みがとにかくすごいんです。
重藤功さんの解説もどこか笑わせるような感じでしたし。
・デイト・オブ・バース『キング・オブ・ワルツ』(KTCR-1292/キティ)
・『キング・オブ・ワルツ』の裏ジャケット
曲がとにかく好みだったのと、リーダーの重藤功さんのライナーがメチャクチャ面白くて、彼らの音楽にすっかりはまってしまいました。
当時、思い込んだら試練の道を行く男だった私は近場にあるデイト・オブ・バースのCDを買いまくる日々に突入しましたね。
特に珍屋さん(の立川1号店)と町田駅近くのお店(名前を失念、すみません)でミニ・アルバムとアルバムを一月足らずでほぼ揃えてしまいました。
その当時、音楽イベントを主催していたので、無理やりデイト・オブ・バースの曲を取り上げたり、買うのはいけないかも(?)なCDにも手を出したりして現在に至ります。
・デイト・オブ・バース「Loops of the Roots」
“他では聴けないオリジナルCDプレゼント”のCD。
・デイト・オブ・バース「Loops of the Roots」の収録内容。
かなり入手困難なプレゼント企画「PICK UP 5EASY PIECE」のプレゼントCDはレコミンツで購入した『キング・オブ・ワルツ』に入っていたので、初日に大当たりしていたことに気づいた私です。
未だにデイト・オブ・バースのCDが安く並んでいると、ついつい購入してしまうのでした。
・『キング・オブ・ワルツ』の2枚並べ。
デイト・オブ・バースには『ゴールデン・ベスト』というベスト・アルバムもありまして、これまたライナーも内容も最高なのでおすすめです。
デイト・オブ・バースにはあがた森魚さんが歌詞を提供したり、『グレイテスト・ヒッツ1989~1999』の対訳をサエキけんぞうさんが担当しています。
そして、ルースターズ『NEON BOY』のエンジニアを彼らが担当したり、大江慎也さんの「GET HAPPY」や「SAY HELLO!」は彼らの曲に手を加えたものだったりとこれまでとのつながりもちゃんとあるんですよね。
あ、デイト・オブ・バースの貴重盤や宣伝資料などお持ちの方は連絡お待ちしています。
よろしくお願いします。
明日明後日と大好きなベスト・アルバムを取り上げて、そろそろ「ミュージック・ステディ」の研究の総仕上げ(大袈裟な!)をやりたいかなと考えております。
ではまたー。
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