読書日記~兼田達矢「横浜の“ロック”ステーション TVKの挑戦」の巻。
昨日、Twitterのタイム・ラインが「ライブ帝国ファイナル」ということで、延々とつながっていたんですよ。
もちろん、見ることができなかったわけですが、放送された曲や反応がツイートされるのを見るたびにテンションが上がってしまったわけなんですよ。
そういうわけで、今日取り上げるのは昨年末に購入した「横浜の“ロック”ステーション TVKの挑戦」について、色々と考えながら書いてみることにしたわけです。
大学に入って立川のアパートで一人暮らしを始めた時、アパートにアンテナの端子があることに気づかず、VHFとUHF兼用の室内アンテナを買ってしまったんですね。
それでぼんやりですが、テレビ埼玉とテレビ神奈川を見ることができたのでした。
ひどくノイズ混じりでしたが、野球や音楽番組を見るのが楽しくて、結構見ていましたよ。
そこを2年足らずで引き払って入ったアパートについ最近(1年半位前)まで住んでいました。何と33年間!
て、そのアパート一帯が引っ越してすぐテレビ視聴困難地域に入ってしまい、アパート全体がCATVに加入することになってしまいました。
有料チャンネルに加入はしなかった私でしたが、テレビ神奈川とテレビ埼玉は無料で見ることができたのでした(千葉テレビは当初映らなかったけど、全チャンネルが同時に映るチャンネルがあって、bay fmの音声が流れていたような、結局は千葉テレビも映るようになりました)。
そうした中、正月にぼんやりテレビを眺めていたら「ライブ帝国」をやっていたんですよ。
伝説の番組「Fighting 80's」や「Live Tomato」からの映像が流れて、慌ててビデオテープを差し込んだ記憶があります。
その数年後に日本のロック、ポップス好きな大ちゃんと知り合い、そのつながりでバンブーさんと仲良くなったのでした。
今から20年前には3人で「ライブ帝国」のイベントを見に行ってます。
・TVK「ライブ帝国」。
「Fighting 80's」と「Live Tomato」の放送リストを掲載したリーフレット。
確か関内の放送センター的な場所の会議室で、放送開始前のプレ・イベントをやったのですが、3人の期待とは違って「Live Tomato」とかの映像が多かったのでした。
ここまでは全て前置きです。長くてすみません。
・兼田達矢「横浜の“ロック”ステーション TVKの挑戦」(DU BOOKS)
その数年後から、日本のロック、ポップスのレア音源や映像を紹介するイベントを始めまして、バンブーさんと共同で色々調べることになったのでした。
懐かしの番組みたいので放送された中にあれがあった、このソフトにはあんなのがあったという感じでしたね。
色々な方々の協力も得て4、5回イベントやったのですが、(勿論、他力本願で)武藤敏史さんと村松邦男さんに出演してもらう目標を達成したので、とりあえず打ち止めとなったんですねー。
その後色々あって、実家に戻ってからは本やCDをある程度買えるようになって現在に至ります。アパート時代は色々削らないと変えなかったのでした。
って、これで終わってしまいそうになりましたね。すみません。
そんな中、昔熱心に読んだ音楽雑誌「ミュージック・ステディ」について書いてみることにしたらやっぱり面白くて、リアルタイムで感じたことや、今の視点を加えて書いています。
で、昨年末購入して読んでいたこの「横浜の“ロック”ステーション TVKの挑戦」を読んでいたら、「ミュージック・ステディ」との関係とか疑問が沸いてきたのですね。
まず、「ミュージック・ステディ」の徹底研究という特集記事に「Fighting 80's」が関係があったのではないか?ということですね。
「ミュージック・ステディ」と縁が深い佐野元春さん、THE MODSはレギュラー出演していましたし、HOUND DOGがブレイクする前に徹底研究されたのもTVKに出演していたことがあったのか?など(ただ、彼らの「浮気なパレットキャット」は大ヒットまではいかないまでも知名度は高まりましたよね)。
この本を読んで思ったのは、佐野元春さんとTHE MODSはエピック・レコードからデビューしたのと、それを言うなら司会の宇崎竜童さんとダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンドもエピック所属だったわけですね。
「ミュージック・ステディ」では一風堂もよく取り上げられていましたし。
プロモーターの関係もあるかもしれませんし、プロモーション・ビデオではなく、ライヴを映像とはいえ体験できたわけですから。
主要スタッフの市川清師さんか菅岳彦さん、吉原聖洋さんのどなたかが、TVKの熱心な視聴者だったのかも?とか想像して、本を読むたびにテンションが上がっています。
その逆になぜ「ミュージック・ステディ」でTHE MODSやARBを徹底研究で取り上げなかったのか?という疑問も生まれてしまったんですよね。
この辺はじっくりと読み返して、書いてみたいと考えてます。
「ヤング・インパルス」に関しては資料が不十分だったり、そもそもマスターが残っていなかったりするみたいなんで、まだまだ研究が必要ですね。
オフコースがハイ・ファイ・セットと共演したり、オフコースに大間ジロー仁世さんが参加するようになってから出演したみたいだったりするのが興味深いところですね(1982年に出た彼らのムックにスケジュールが載っていてTVK出演が複数見られます)。
それに、2003、4年かな?DVDが発売されなかったもので、関西在住のコレクターの方が色々持っているという話をイベント開催時に聞きましたね。この件に関してちょっと曖昧な書き方しかできなくてすみません。
リストや限られた情報の中で何を考えられ、何を検証できるかが重要だと思っています。
ちょっと理屈っぽくなってしまいましたね。でも、掘り下げることがどれだけできるかが、本の大事な要素だと思うんですよね。
自分の中の少年の部分を刺激してくれるとでもいうべきなのかもしれません。
ちょっと長くなってしまったので、この辺にしておきます。明日も部屋の中から何か引っ張り出しますから、お楽しみに。
ではまたー。
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