新春炭水化物祭り「トーストサンドイッチ」に「麺入り蒸しパン」?
誰だ、「焼きそばパンなんて炭水化物+炭水化物の頭悪い料理」とか言ったやつは!
世界を見ろ!
ということで、世界中にある炭水化物+炭水化物の料理をリストアップしてみました。
★パスタ・エ・パターテ(じゃがいものパスタ)
ナポリ家庭料理の定番「パスタ・エ・パターテ pasta e patate」はパスタの具にじゃがいもを使うという日本人の目から見ると謎料理。
しかし、筆者は以前スウェーデン人に「日本人がカレーにじゃがいもを入れるのを見ているといつも不思議な気分になる」と言われたことがあって、日本では定番の組み合わせでも海外から見たらまぁ割とそんなものなのかもしれない。
★クリスプ・サンドイッチ&チップ・バティ(イギリス)
サンドイッチにポテトチップスを挟むというクリスプ・サンドイッチはいろんなところでこすられているおかげか割と有名(?)だが、イギリスには他にも「チップ・バティ chip butty」というフライドポテトを挟んだサンドイッチも存在する。
重ためではあるが、まあ言うてポテサラサンドとかは日本にもあるので正直味としてはまずくない(むしろ美味い)と思う。
そして問題はどちらかというと次。
★哲学サンド「トースト・サンドイッチ」(イギリス)
https://en.wikipedia.org/wiki/Toast_sandwich
ご覧ください、2枚のパンにトーストを挟んで作ったサンドイッチです。何を言ってるんだお前という感じだが、どうやらこれ19世紀イギリスの料理本(1861年に出たイザベラ・ビートンの『家政読本』)にも載っていた歴史のある食べ物で、イギリスの王立化学会が「最も安上がりなサンドイッチ」とかいう触れ込みで紹介されたこともあるらしい。
実際にこれを再現したイギリス在住日本人のYoutuberまりんぬさんによると、口の中の水分が持ってかれて砂漠になること以外はおいしい(?)そうだ。ま、バターも塗ってあるしね(適当)
★麺入り蒸しパン?「銀糸巻(银丝卷)」(中国)
天津名物の「銀糸巻」は見た目は饅頭(マントウ)(注:饅頭(まんじゅう)ではない。中国の饅頭(マントウ)は「蒸しパン」のこと)だが、中に餡として入っているのは肉でも野菜でもなく麺である。これぞ中華版焼きそばパンという感じの炭水化物祭り。
他にも「土豆粉条卷饼」というじゃがいものデンプンを使って作った麺を薄く焼いた小麦粉の皮でタコスのように包んだ料理もある。
★アルー・パラタ(インド)
「パラタ(paratha)」というのはロティやチャパティと並んでインドではよく食べられているフラットブレッドの一種だが、これにさらにじゃがいもなどで作った具を詰めて潰し焼きにしたのがアルー・パラタ。インド人の方に聞いてみたところ、これは「主食」というより「一つの料理」という扱いらしい。見た感じ普通にうまそう。
★もち米+フルーツ!カオニャオ・マムアン (ข้าวเหนียวมะม่วง)(タイ)
蒸したもち米にココナッツミルクをかけ、さらにマンゴーを添えるというデザートなのか主食なのか分からないこの料理。かなり甘そう。
日本人の感覚的にフルーツを米に乗せるなんて合うのかと思ってしまうが、タイでは結構一般的なようだ。ぜひ一度試してみたい。
余談だが、私は小さい頃よくご飯にグレープフルーツを乗っけて食べていた(!)
◎ネタ枠「ライス定食」
孤独のグルメのドラマCDに登場した「東京都台東区山谷のぶた肉いためライス」のパロディネタとして作られた「ライス定食」。おかずも味噌汁もメインディッシュも全部ライスという、ラーメン餃子定食炒飯セットも真っ青のこの炭水化物の塊をあろうことかニコニコ動画公式が再現してしまった。ニコニコ超会議で売られて人気を博した(?)とかいうこのライス定食、その真っ白な見た目は全く食欲をそそられない。
最近中国でブレイク中の米飯仙人さんなら喜んで食べるだろうか。