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コーチングを受けて起きた、ヤバすぎる変化~菅沼のリアルコーチング体験【後編】~

前回の続きです。読んでない人は、先にこちらをどうぞ。
コーチングを受けて起きた、ヤバすぎる変化~菅沼のリアルコーチング体験【前編】~

自分で内省することと、コーチングの違い


コーチになりたいけど、コーチングは受けたくない。そんな超絶わがままな私でしたが、コーチになるために、しぶしぶコーチングを受けてみました。

私がコーチングに対して思っていたイメージは、以下のようなものでした。

①コーチングとは、「コーチから問いかけをしてもらいながら、それに対して答えていくことで、自分を深堀りする」もの
②自分に対する問いかけは、今までも自分にしてきた。自分の心と向き合って、ノートに目標や想いを書きながら内省して進んできた。自分でできるから、コーチにそれをしてもらう必要はない。

実際にコーチングを受けてみて、①のコーチングに対する認識(「質問に答えながら、自分を深堀りしていく」)については、間違ってはいませんでした。

ただ、②の「自分で内省しているから必要ない」というのは、間違っていたことに気づきました。

その後、2年以上をかけて、2人のコーチに毎月継続的にコーチングをしてもらうことになるのですが、自分で内省する場合とは、自分の中に起きる変化の質がまるで違ったのです!
それは、顕在意識にアプローチする(←内省)か、潜在意識までアプローチするか(←コーチング)の違いとも言えます。

自分で内省する場合は、いくら自分の心に問いかけようと、顕在意識に表れる想いを掬い取っているようなもの。イメージとしては、頭を中心とした胸より上の部分だけを使って、考えている感じ。心を使おうとしても、深いところまでは到達しにくい。

一方コーチングをしてもらった場合は、心の奥底にある潜在意識に触れたような体験を何度も味わいました。全身の体感覚を使って、体験するような感じ。その感情を体験し味わい尽くすことで、本質的な変化が呼び起こされていくような感覚でした。

その違いを生んでいる要因の一つとして、コーチは「直感」を使って関わってくれているからでしょう。コーチは私が話した「言葉や話の内容」によりも、むしろ「発している雰囲気、オーラ、ちょっとした違和感、言葉の奥底に隠れている自分でも気づかないような気持ち」等に注目し、そこを掘り下げるように質問をしてくれたからこそ、潜在意識の奥にある気持ちに到達することができたのでしょう。
それは、いくら自分一人で内省していても決してできないことでした。

コーチングのテーマとして話したこと


あるとき、こんなテーマをコーチに話しました。
「今後どんな山を登ればよいか?」

前述の通り、仕事にも人生にもモチベーションが無くなり、進むことも止まることも、どちらにも苦痛と不安しかない、袋小路に迷い込んでいました。

しばらく休んだ。もう休むのも辛い。早くこの場所を出たい!
心からワクワクするような新たな目標がほしい!
新たな山を登ることで、モチベーションを取り戻したい!
だからどんな山を登ればいいか、それを見つけたい!

そう思ってこのテーマを話しました。

そのときコーチからどんな問いかけや、関わりをしてもらったかは覚えていません。そのとき、それくらい自分に集中し、自己と向き合わせてもらいました。

どんな山を登ればいい?


コーチングを受けて、自分の中に起きた変化


コーチに自己の奥深くに誘ってもらい、体験した末にたどり着いた場所に、私は驚きました!
私がその時に感じたイメージは、新たな山の入り口ではなく、見渡す限り何もない、どこまでも広がる、広大な大地でした。

見渡す限り何もない、広大な大地

それまでの私は、常に山を登り続ける人生を歩んできました。
一つ山を登ったら、次の山を登っていく。成長し続けていく。
成功を重ねていく。それこそが素晴らしい人生だと思っていました。

ただ、そういう人生を求めてきたのは、「ありのままの自分を受け入れられない」心が根底にあったからでした。

ありのままの自分じゃ価値がないから、もっと成長しなければ!
ありのままの自分じゃ価値がないから、もっと成功しなければ!

ありのままの自分じゃダメだから、より良い未来に進み続けなければいけない。今を楽しむことができない。
私の目線は、常に「未来」にのみ向いてました。もしくは、ときどき「過去」を振り返り、過去を乗り越える事で未来に向かう原動力にしていました。

足を止めるのが怖かったのです。成長を続けなければ、価値を失ってしまうと思っていたから。
弱い自分を受け入れず、過去の自分を否定しながら、より良い未来に向かう事だけが私の人生でした。人生は、「今」の連続のはずなのに、私の人生に「今」はありませんでした。

新しい山に登らなければいけないと思っていた。でも、本当にそうだろうか?

見渡す限り何もない、広大な大地に立った時、その景色に山は存在しませんでした。この広大な大地に立っているとき、平穏な気持ちで、ただただ幸せを感じていました。

・・・そうか、新たな山を探さなくても、すでに幸せな場所にいたんだな。

無理に山を登らなくていい。成功や成長を求めるより、ただワクワクする気持ちに従って日々を生きよう。好きな人と、好きなことをしよう。その時したいと思ったことを、心のままに自由にやっていこう。この自由な大地の中に、好きなものを散りばめていこう。

自分はすでに幸せの大地に立っているんだと感じ、ありのままの自分自身を受け入れられたとき、そこにあったのは自由でした。
そして「今」を楽しみ、すべてに感謝し、幸せを感じることができる心が、私の中に生まれました。

また、静かでふつふつと湧いてくるモチベーションが出てきました。

以前は、強烈なモチベーションでしたが、ときおりどっと疲れたり、怒りや不安にまみれていました。排気ガスをまき散らし、パワーはあるけども不純物の多いエンジン(ブラックエンジン)のようでした。
それが継続的にコーチングを受けたことで、静かでクリーンなエコカーのような、不純物が濾過されたエンジン(ホワイトエンジン)へ変化したようです。


以上、菅沼の体験談を紹介させてもらいました。参考になれば嬉しいです。

こんな菅沼も、今はコーチとして活動をしています。
心の奥底にある「響き」「葛藤」「もやもや」は、どれもあなたの中にある、宝のヒントを示してます。
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